2011-09-30から1日間の記事一覧

オモテを読まずにウラを読む(その3)

ウラを読みすぎてオモテが見えなくなっている例をもう一つ。 織田信長の岐阜命名について。信長は美濃を制圧した後、それまで「井の口」と呼ばれていた地域を岐阜と改称した。これは周王朝の故事にあやかったものであるというのが通説で多くの本に書かれてい…

オモテを読まずにウラを読む(その2)

⇒オモテを読まずにウラを読むの続き。 さて、俺がこのことに重大な関心を持っているのは、俺の趣味である日本史にもそういうケースがあると考えているから。 たとえば「豊臣秀吉落胤説」。秀吉が天皇の落胤だと秀吉自身が宣伝していたというのは、多数の著名…

オモテを読まずにウラを読む

多くの陰謀論者の特質として「オモテを読まずにウラを読む」というものがあると思う。 オモテには権力者に都合のいいことが書いてあって素直に信じるのは愚か者であり、そのウラにある「真実」を読み取らなければならないと。それは確かに一理あるけれど、そ…