2013-07-06から1日間の記事一覧

アマテラスとタカミムスヒ(19) ヤマトタケルの太陽神的性格(その6)

ヤマトタケルの話をするはずなのに、というかそもそも「アマテラスとタカミムスヒ」の話をするはずなのに、なかなか話が進まないのには理由がある。それは現在の記紀神話研究が多数の重要な問題点を見落としているからだ。記紀神話研究の一部しか見ていない…

アマテラスとタカミムスヒ(18) ヤマトタケルの太陽神的性格(その5)

イザナキ・イザナミの神話の舞台「オノゴロ島」は東方にある。というのが前回の要約。「日神」「月神」、すなわち太陽と月が誕生し天に昇る場所として最も相応しい場所を考えれば、そう考えるのが当然すぎるほど当然なのだ(ところがざっと調べた限りでは学…

アマテラスとタカミムスヒ(17) ヤマトタケルの太陽神的性格(その4)

ヤマトタケルは元々は太陽だった。というのが俺の仮説。 その根拠は何かといえばヤマトタケル伝説には「太陽神神話のカケラ」が存在するから。だが、あくまで「カケラ」であって記紀神話におけるヤマトタケル伝説は原型を留めぬほどに様変わりしている。それ…

アマテラスとタカミムスヒ(16) ヤマトタケルの太陽神的性格(その3)

父の景行天皇天皇より東征(「東の方十二道の荒ぶる、またまつろはぬ人等を言向け和平せ」)を命じられたヤマトタケルはの行軍ルートは 伊勢→尾張→相模→(走水海)→蝦夷平定 →足柄→甲斐→信濃→尾張→息吹山→三重→能褒野で死去 ということになっている。行きの…

アマテラスとタカミムスヒ(15) ヤマトタケルの太陽神的性格(その2)

また間があいてしまった。なぜかといえば実のところ、これから書くことにはかなり無理があるから。ボツにしようかとも考えた。でもトンデモなのはいつものことだしやっぱ書くことにする。 ヤマトタケルの太陽神的性格というのはその行動ルートのこと。 オウ…