アン王女はヤッてないってば

「ローマの休日」でアン王女のベッドシーンが想定されている箇所について: 極東ブログ


いやそれはないでしょう。アン王女は川にお落ちあそばされたので、シャワー浴びただけですって。


ニコニコ動画パブリックドメイン物があるから確認してみてくださいな。


ローマの休日」(Roman Holiday)は「24 -TWENTY FOUR」でございます。王女様が城をお抜けあそばしたのは、王女様がベッドにお入りになられてから程なくのことでございました。下々の者はまだ酒場で楽しんでいる時間でございます。王女様は1時間ほど抜け出そうとお考えになられたのですが、睡眠薬のせいで眠ってしまわれたのでございます。そして午前3時に王女の御病気が発表されたのでございま。その24時間後には王女様は未練を断ち切ってお城に帰られたのでございます。カボチャの馬車に乗って帰るともおっしゃっていますから、正確なところはわかりませんが午前零時より前なんでしょう。


翌日の船上パーティーは9時に始まりましたのでございます。その後ドタバタコメディがあって、新聞記者の家に帰り、お風呂に入り、カボチャの馬車、じゃなかった自動車でお城の近くまで行き、そこから徒歩で帰られたのであります。


この間、最大3時間ほどあると推定されますが、諸々の事情を考えるに実際にはアレをなさっている時間はなかったと言わざるをえないのでございます。まさか不潔な川の水で濡れたままやったとも思えませんので、前後二回風呂に入る(追記:入浴はしてないか)必要があるのでございます。可能な時間はほんんお僅かであり、そんな短時間でコトを、それも初体験をなさったのであれば、まったくもってロマンティックじゃないのであります。


そもそも王女様におかれましては、多少心の動揺があったにせよ、王女の地位を捨てるというお考えはお持ちになられなかったのでありまして、万が一にも下々の者の種を植え付けられる可能性のあるリスクを冒すことなどあろうはずもございませんのであります(カトリック教会は避妊を認めてないのであります。王女がクリスチャンなのかは存じませんが)。


では、あの思わせぶりな会話は何かといえば、もし意味があるとするならば、「船上パーティーでのお転婆ぶりがお国で問題になるのでは?」「王女の資格を失うのではないか」(追記:そうなれば解放されるのにってことか)とについてのことであろうと、僭越ながら推測するのでございます。


フロイト流の精神分析じゃあるまいし、何もかもそっち方面で想像力を逞しくするのはいかがかと思うわけであります(かく言うわたくしめも某掲示板の実況板において、何でもかんでもそっち方面に結びつけるということをネタとしてやるのが趣味であるのは秘密でございます)