ついこの前に安倍政権を批判してはいけない空気の話で盛り上がっていたけれど、今度は消費税引き上げの負の影響に触れるのはタブーという空気があるらしい

2月20日日経新聞「大機小機」欄に、カトー氏が「経済論議の三不思議」という論考を寄せている。
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO83433650Z10C15A2EN2000/

いわく、最近の経済論議には不思議なことが3つあるとのこと。

一つ目は、アベノミクス第1の矢(金融緩和)に対する異常な低評価、二つは消費増税が景気に悪影響を及ぼしたことに対して「腫れ物に触るように」触れようとしないこと、三つ目は、このように普通の経済学で説明できることがないがしろにされているということだ。

金融緩和の正の効果は否定しながら、緊縮財政の負の効果を否定する昨今の論調にはかなりの無理がある。論壇の不思議が消えるのはいつの日だろうか、と結んでいる。

消費税引き上げの負の影響に触れるのはタブーなのか? ( 経済学 ) - 学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学) - Yahoo!ブログ


この手の「我々は不当に迫害されている自慢」の不毛さよ。


いや、もし仮にその主張が正しいのだとしても、この手の主張は正しくないものにも盛んに盛んに使われていてありふれているのであって、殊に疑似科学主張者の特徴とまで言われているわけでありまして、「ああまたその手の主張か」としか思えないわけですよ。


自己を迫害される者として正当化する - 国家鮟鱇