人は宝

基本的に中世の社会に「福祉政策」なんてものはないわけで、ということは人が増えたからって、福祉予算で財政が圧迫されるなんてこともないわけで、人が増えることはウェルカムじゃないですか。逆に人が減るということは、税収が減るってことで、一大事なわけで、集団で「逃散」などやられたら、そりゃあもう深刻な話で。


で、江戸という都市は、死亡率が高いのに加えて出生率が低いので、外部から人を補充することで成り立っているわけで(「蟻地獄効果」ともいう)、地方から流入してくる人達は貴重な労働資源だったわけですよね。それが治安悪化の原因になるとはいえ、やたらめったら殺していたら困るのは為政者の方なわけですね。


というような考察がネット上にないか探しているところ。

疑似科学に嵌らないために必要なこと

一番重要なのは「疑うこと」ではなくて「信じること」。


違いますかね?


大抵のビリーバーは疑っているわけですよ。疑っているからこそ疑似科学に嵌っちゃうんですよね。「頭の良い人がなぜ」ってのも、そういうことですよね。これは「信じること」についての理解が、妙なことになってるケースが多いんだと思いますよ。

火付盗賊改方

鬼平についてちょっとだけ書いておきたいでござる - 地を這う難破船


俺もあの記事を読んだとき、なぜ葵小僧は逮捕後わずか3日で処刑されたのかと疑問に思いました。で、そもそも俺は葵小僧をここで初めて知ったわけで、そこでリンク先のウィキペディアの更にリンク先の「葵小僧」の項を読んで、なるほど、そういうことかと合点がいきました。


で、無知な俺が知らないのは「葵小僧」についてだけではなくて、長谷川平蔵の役職である「火付盗賊改方」とは何かということも、名前だけはよく知っているけれど、実のところ何にも知らない。


というわけで、同じくウィキペディアの項目を読むと、

火付盗賊改方は窃盗・強盗・放火などにおける捜査権こそ持つものの裁判権はほとんど認められておらず、敲き(たたき)刑以上の刑罰に問うべき容疑者の裁定に際しては老中の裁可を仰ぐ必要があった。

火付盗賊改方(ウィキペディア)


というわけで、この「処刑」は超法規的なものであろうと思われ、「処刑」という言葉が適切であるのかも微妙なところではないかと思われ。