2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
過去記事のコメントも受け付けてます。あと「日本の「レイライン」を真面目に研究するブログ」もよろしく。 (太字は特にオススメ)「方位信仰」 『シリウスの都 飛鳥』ってどうよ? 060107 直線大好き 060520 しばらくトンデモモードに入ります 061001 寛永…
織田信長は周の文王の故事にちなんで岐阜と命名した(ただし以前から文人が「岐陽」などと呼んでいた)というのはよく知られた話。 しかし、信長が周の文王の故事にちなんで岐阜と命名したという話は、そもそも誰が言い出したのか?実はそんな話は存在しない…
日本語は主語(及び目的語)が曖昧だと言われる。しかし現代はまだましな方で、歴史史料を見ていて頭が痛くなるのは「誰が」「誰に」がさっぱりわからないことだ。前後の文脈で推理するしかないけれど推理が正しいとは限らない。しかもそこが異なると文意が…
「太閤伝説の形成-英雄流離譚の流れ」で松田修氏が主張することの大半は俺には受け入れ難いものだ。はっきり言ってツッコミどころ満載である。 ただし、一つだけとてつもなく重要な指摘がある。 それは「牽馬」という地名に注目しているということだ。 若が…
『松田修著作集【第一巻】』(右文書院 2002年)所収「太閤伝説の形成-英雄流離譚の流れ」を読む。 小和田哲男著『豊臣秀吉』(中公新書)で紹介されていた『太閤素性記』と説教節「愛護の若」との類似性についての指摘。 これについては既に俺は否定的見解…
迹見首赤檮(とみのおびといちい)、那須与一の名前に共通する「いち」。 『信長公記』の作者太田牛一の「いち」について、「一方流琵琶法師」にならったものという指摘があるけれども、一方で牛一は弓の名手であるということにも関係があるように思われる。…
「ドナドナ」の「ドナ」がドイツ語で「わが主」を意味する「アドナイ」の短縮形だという説はいまだに結構いる模様。 この説には二つの段階があって、ツプフガイゲンハンゼルという西ドイツのバンドが1985年に出した『イディッシュ歌集』のライナー・ノートに…
この前図書館で『信長公記』の研究本があったので、ちょっと見てみたら、琵琶法師に「一」の字が付く人物が多いことから、著者の太田牛一は平家語りを意識していたのではないかという衝撃的な指摘が数年前にあって云々というようなことが書いてあった。 ※『…