2022-01-01から1年間の記事一覧

「二本手に入る」は「日本手に入る」なのか?(その2)

tonmanaangler.hatenablog.com 「二本手に入る今日の悦び」は「日本手に入る」だとすると誰が手に入れたというのだろうか?もちろん織田信長が手に入れたということだ。しかし、それはおかしいではないか。 いや以前の織田信長観だったらおかしいと思わなか…

「二本手に入る」は「日本手に入る」なのか?(その1)

「二本手に入る今日の悦び」という有名な歌がある 紹巴、末広がりの扇二本、台にすゑて直に捧げらる。いかにと見る所に、御前につい居て、上下をも取あへず、 二本手に入る今日の悦び と申されければ、信長卿、 舞ひ遊ぶ千世万代の扇にて (『小瀬甫庵選 信…

昨日の『豊臣秀吉は「日本」を「にほう」と書いたのか?』は取り消します

久々に書いた記事だったけど… 秀吉書状の「にほうの大いり」=「日本の内裏」は、(1)いくら何でも「日本」を「にほう」と書くだろうか?そして(2)「内裏」とだけ書けば良いのであって「日本の」は不必要という点において、非常に不自然な印象を受ける。 …