2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸しぐさは「創られた伝統」なのか?

「創られた伝統」というのはエリック・ホブズボウムの著書『創られた伝統 (文化人類学叢書)』から用いられるようになったんだと思われ。創られた伝統 (文化人類学叢書)作者: エリックホブズボウム,テレンスレンジャー,Eric Hobsbawm,Terence Ranger,前川啓治…

ついこの前に安倍政権を批判してはいけない空気の話で盛り上がっていたけれど、今度は消費税引き上げの負の影響に触れるのはタブーという空気があるらしい

2月20日の日経新聞「大機小機」欄に、カトー氏が「経済論議の三不思議」という論考を寄せている。 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO83433650Z10C15A2EN2000/いわく、最近の経済論議には不思議なことが3つあるとのこと。一つ目は、アベノミクス第1の矢(…

曽野綾子氏の南アフリカに対する認識

⇒曽野綾子さん「アパルトヘイト称揚してない」:朝日新聞デジタル 私は、アパルトヘイトを称揚したことなどありませんが、「チャイナ・タウン」や「リトル・東京」の存在はいいものでしょう。 本人がそう言っているのだからそうなんでしょう(もちろん嘘の可…

曽野綾子氏のコラムの何が問題なのか?

⇒曽野綾子さん「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」産経新聞で主張 もう20〜30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった。(産経新聞 2015/02/…

安倍総理は戦前の日本の体制はファシズムでないと考えている?

⇒欧米人には理解出来ない「日本の戦時体制はファシズムではない」 - Togetterまとめそんなに話題になってるわけでもないし、あまりにもバカバカしいからスルーしてたんだけど、⇒カマヤン1192さんはTwitterを使っています: "安倍晋三の言わんとするところは「…

共産党員の自粛

社会やマスメディアが政権批判を自粛していると一部の人々が主張しているけれども、本当に自粛しているのかは、証拠が全く存在しない現時点では印象論に過ぎない。これだけではネトウヨのマスコミ批判と何ら変わるところがないのである。 そもそも「自粛」と…

無いことにされている「政権批判」

⇒「政権批判を自粛する空気が社会やマスメディアに広がるのを危惧する」 作家や映画監督、ジャーナリストら言論人が「声明」を発表 『現政権への批判を「自粛」する空気が社会やマスメディア、国会議員に広がっている』と彼らは言う。 しかし、マスメディア…

妙なところで「自粛」する常岡浩介氏

⇒「イスラム国」報道でテレビ局が出演者に「安倍政権批判しないで」 (女性自身) - Yahoo!ニュース 「ある局で、朝の情報番組から生放送で出てほしいと依頼されました。当日スタジオに入ると、出演前の打ち合わせで『政権批判はやめてください』と言われた…

間違ったことを書こうが正しいことを書こうが批判はくる

⇒「翼賛体制」とは、片腹痛い、古賀茂明氏のデタラメ発言を検証〜ジャーナリストが根拠のないでたらめの解説をしたら批判されて当然 - 木走日記記事の中身については論じない。ただ 安倍批判はしたらいい、ただ明らかに間違ったことを言えば批判されるのは当…

そもそも「政権批判をするな」なんて主張は実在するのか

いやネット世界は広大だから言論の自由を抑圧しようとする「政権批判をするな」という主張がある可能性はあるし、きっとあるんだろうけどさ、それが「社会にひろがっている」というほどあるかといえば大いに疑問ですよね。 しかし、たとえば俺も見てたけれど…

10年前から変わらない朝日新聞

10年前の2005年はブログ利用者数が急増した年で俺が始めたのも2005年から。そして2005年は「ネット右翼」という言葉が認知されだした年でもある。「ネット右翼」という言葉自体は以前からあったけれど、基本は文字通りネットで右翼的な主張をする人という意…

政権批判の自由

先月のフランス紙襲撃テロ事件における日本人の反応は「テロには強く反対する。しかしフランスの表現の自由にも違和感がある」というものが大多数であったように思う。右から左までイデオロギーに関係なく同じような反応が見られた。 これはなぜかというと、…

朝廷黒幕説

本能寺の変「朝廷黒幕説」といえばウィキペディアにもあるように、朝廷が明智光秀に謀叛を促したというもの。 ⇒本能寺の変 - Wikipedia 俺はこれには全く同意しない。 しかしながら従来本能寺の変と朝廷との関係というのはあまり考えられてこなかったように…

最新研究報告「石谷家文書について」

石谷家文書は全3巻47通。まだ一部しか公開されてない。 中でも「近衛前久書状 天正11(1583)年2月20日」は調査中で判読もまだ定まってないそうだけれど超重要史料だと思われ。どうも信長と元親の関係悪化を近衛前久(及び石谷頼辰と光政)が仲裁しようとし…

和を以て貴しとなす(その2)

⇒池田信夫 blog : 「和の心」は日本の伝統ではない ところで池田信夫氏は小林正弥氏を批判しているけれど、それは小林氏が言うところの「和の心」という考えがあったということを認めた上で、日本史の現実を見ればそうではなかったから「伝統ではない」とい…

和を以て貴しとなす

⇒池田信夫 blog : 「和の心」は日本の伝統ではない で知ったのだが小林正弥という人が ⇒「人質事件、首相は『和』の心を取り戻して発信せよ」 という記事を朝日新聞のWEBRONZAに書いている。これも会員登録しないと全文読めないのだが、池田信夫 blogによれ…

池上彰さん「戦争の現場、誰かが取材しなくては」

⇒池上彰さん「誰かが現地に行って取材しなくては」:朝日新聞デジタル 登録しないと記事全文が読めない。公開されている部分だけだと見出しにある「誰かが現地に行って取材しなくては」について具体的に池上氏が何を言ったのか全くわからない。 ⇒読売新聞に…

ピケティというのが流行ってるらしい

最近よく見る。 ⇒トマ・ピケティ氏、「日本の富は高齢者に集中、若い人たちに利する税制を」 | マイナビニュース 読んでみたけど、まあ「左翼」ですね。そっち方面に人気があるってことなんだろうけど。 それはそれとして 「「消費税率の引き上げは、経済成…