2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

通り魔の孤独 (その後)

⇒「加藤よ、裏切ったな」(AERA) - Yahoo!ニュース かつて革命家と持ち上げられた加藤被告はいま、ネット内で、 〈加藤はリア充(充実した暮らしをしていたこと。『リアルに充実』の略)だったじゃん〉 などと書かれている。仲間と思っていた加藤被告に裏切ら…

お客様は神様です

最近「お客様は神様なのか?」みたいな議論を良く見かけるけれど、 お客様は神様でしょ。 どんなクズでも金払いが良けりゃ神様。金払いは良くないけれど影響力のある客も神様。彼・彼女等をおろそかにしては商売は成り立たない(日本の本物の八百万の神々だ…

患者様

⇒プロフェッショナルはつらいよ? 経由で知った内田樹氏の記事 ⇒院内暴力とメディア(内田樹の研究室) 数年前にある大学の看護学部で講演をしたことがある。そのとき、ナースの方たちと話す機会があった。ナースステーションに「『患者さま』と呼びましょう…

田島正樹氏の言う「保守主義」と俺の考える保守(略) (3)

⇒ララビアータ:保守主義 追補この追捕が俺の記事を見て書かれたのかどうかは知らないけれど、これを読んでますます田島氏の保守理解が独特のものだと感じる。 むかし、エドモンド・バークの『フランス革命の考察』を読んだ時、国王の支配が人民の総意に基づ…

田島正樹氏の言う「保守主義」と俺の考える保守があまりにも違いすぎる (2)

田島正樹氏の述べるところの「保守」と「革新」についての違和感について具体的に指摘していきたい。それについて俺が思うところを書いただけでは俺の勘違いであるかもしれないので、信用できる書物を利用したいとは思う。だけど、実のところ俺はの手の書物…

田島正樹氏の言う「保守主義」と俺の考える保守があまりにも違いすぎる

俺は、いつ何がきっかけだったかは忘れたが、田島正樹氏の「ララビアータ」をRSSリーダーに登録している。常にウォッチしているわけではなくて、たまに気になった記事を見る程度。実のところ田島氏の政治的立ち位置がどのようなものなのかもよく知らない…

日本人の寄付がアメリカ人と比べて少ないのはなぜか?(2)

「日本人の寄付がアメリカ人と比べて少ないのはなぜか?」という問いは、裏を返せば「アメリカ人はなぜ寄付するのか?」という問いになる。「日本人はなぜ寄付をしないのか」だけでは、寄付という行為が普遍的なものであって、それをしない日本人が異常であ…

日本人の寄付がアメリカ人と比べて少ないのはなぜか?(1)

⇒Yahoo!みんなの政治 - 政治記事・ニュース - 政治記事読みくらべ - VOICE - “増税やむなし”の不思議/山形浩生(評論家兼業サラリーマン) 日本人はアメリカ人に比べて全然寄付をしない、というニュースがしばらく前に流れていた。とくに個人。内閣府経済社…

次世代へのつけ回し

⇒介護は成長分野なのか: 大石英司の代替空港 介護は成長分野か? という問題で私が否定的なのは、お金の出所が引っかかるからです。子どもは多くの財布を持っています。両親に、それぞれの親=両家のジジババに、叔父叔母の財布もあります。それを育てるのは…

『「空気」の研究』はトンデモ本である

⇒池田信夫 blog : 「空気」の病 - ライブドアブログ 相変わらず山本七平の『「空気」の研究』の評価は高いようだ。山本七平自体はその他の言説で大いに批判されているにもかかわらず、この本だけは聖域であるかのようだ。 日本軍では、攻撃によって何を達成…

この記事がなぜ批判されてるのだろうか?

⇒科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ ⇒はてなブックマーク - 科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ ブックマークに批判的なコメントが多い。 でも、ここに書いてあることは、これを書いた池田徳正氏の独自な見解じゃなくて、科学…

要出典

⇒科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ (コメント欄) ⇒科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ ここで交わされている議論は非常に有意義なものだと思う。 ただ、これ見て思ったんだけれど… この手の議論では「周回遅れ」みたいなコ…

「ニセ科学による被害」とは何か

そもそもよくニセ科学批判者が口にする「ニセ科学による被害を防ぐ」の「ニセ科学による被害」とな何なのか? 一口に「ニセ科学による被害」と言ってもいろいろあるわけですよね。 A.ニセ科学信奉者自身の被害 A-1 ニセ科学による身体的被害。ニセ科学の民…

英国におけるホメオシーの保険適用に関する議論についての違和感

⇒【えっ?】英国政府は、ホメオパシーにプラセボ以上の効果がないことを認めつつも、保険適用継続を決定【プラセボに公費使うの?】: 弁護士山口貴士大いに語るどうにも良くわからないんだけれど、この英国の話って、日本で言うところの事業仕分けに類似した…

アメリカの映画館で見たときはこのシーンで皆立ち上がって 「USA!USA!」の大合唱だったよ

finalvent氏が上の記事に、 あと、ファイナルアンサーはどうかな。 とコメントしてるので、もう少し調べてみた。 すると、意外に簡単に新情報が見つかった。 彼女の名前は「コロンビア」というらしい。 「コロンビアって誰?」って思うかも知れないが、コロ…

The star of empire

しかし、と、ここで私は変な絵を思い出す。ジョン・ガスト(John Gast)が描いた「アメリカ的進歩(American Progress)」(参照)である。西部開拓を自由の女神が推進していくというテーマなのだが、現代から見ればかなり気持ち悪い代物だ。 この女神の頭部なの…

ホメオパシーもどき?

俺が、今話題になっている「ホメオパシー」が、一般的な「ホメオパシー」と違うものではないのかという疑問を持っているからといって、一般的な「ホメオパシー」を擁護したいというわけではないということを、あらかじめ断っておく。 そもそもホメオパシーに…

ホメオパシーと西洋医学と東洋医学

今まで日本ではホメオパシーは流行らないと思っていたし、現に(昔から知られている割に)それほど流行しているとも思えない。 だけれど、朝日に書いてあるようにホメオパシーが「害のない自然な療法」と受け取られているのだとしたら話は変わってくるかもし…

ホメオパシーとは何ぞや?

山口の助産婦が提訴された件でホメオパシーがネット上で大いに話題になっているけれど、俺は完全に出遅れてしまった。言及された記事もほとんど読んでいない。 出遅れてしまった理由は、(いつものように反ニセ科学の批判の仕方に気になる部分があったとして…