2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鳩山首相と鯨肉

⇒鳩山首相「クジラ肉大嫌い!」 反捕鯨後押し? オランダ首相との会談で - MSN産経ニュース が盛り上がってる。 鳩山由紀夫首相が、反捕鯨国として知られるオランダのバルケネンデ首相との会談で、日本の捕鯨問題に絡み、「私はクジラ肉は大嫌いだ」と発言し…

経済のブログって

経済関係の記事が中心のブログを書く人って、やっぱその方面に関して、一般よりも「わかっている」という自信があるんだと思うんだけど、最近読んだいくつかの人気記事読むと、素人ながら基本的な部分で「?」って思うことがあるんですよね。念のために書く…

「世界で最も成功した社会主義国は日本である」と誰が言ったのか?

だいたいこれに限らず、「〜といわれている」というような言説は疑ってかかったほうがいいのだが、この言葉は誰が最初に言ったのだろうか? 検索するとゴルバチョフが言ったとするのが多いようだ。しかし、俺はゴルバチョフが登場する以前にそれを聞いた記憶…

保守主義の一般的な解釈の一つ

上で引用した『現代の政治イデオロギー』(アンドルー ヴィンセント 昭和堂)には次のような記述もある。 保守主義の性格については、五つの一般的な解釈があり、それぞれいわんとするところはちがっている。 そのうちの一つ。 保守主義はもともとが、政治的…

保守党と保守主義

⇒「社会主義」が大流行のようだが - Living, Loving, Thinking を読んでふと思ったのだが、イギリスの「保守党」と保守主義にはどんな関係があるのだろうか? 保守党(ほしゅとう)は、その名の通り保守主義を掲げる政党の名称。 ⇒保守党 - Wikipedia これを…

「神武東征」(その12)

神武天皇といえば議論は「東征」についてのことが中心となっている。関心の的が神武東征伝説が史実もしくは史実を反映したものであるのかということなんだから、そうなってしまうのは当然だろう。 だが、神武伝説を「伝説」として検証する場合、「東征」の問…

「神武東征」(その11)

神武の兄達の名前は「ひ弱なもの」を象徴しており、対する神武の名前は「丈夫なもの」を象徴しているというのが俺の考え。 ところで、神武の「祖父」のヒコホホデミの父はニニギ、母はコノハナサクヤビメ。コノハナサクヤビメの姉がイワナガヒメ。 コノハナ…

「神武東征」(その10)

神武はウガヤフキアエズとタマヨリビメの間に産まれた四兄弟の末っ子であると『日本書紀』は伝える。 長男はイツセヒコ。 『古事記伝』では、「五瀬」は「厳稲」の意味とし、穀物や食料の神の意と解している。 ⇒五瀬命 - Wikipedia 次がイナヒ。 『日本書紀…

なんじゃこりゃ?

⇒ターミネーター知事、カリフォルニア州議会に公文書でF*** Youと宣言 ⇒シュワ知事、「縦読み」で政敵に悪態? | WIRED VISION 確認してみようと、「決定を伝える書簡」の文言をグーグル検索してクリックすると、どれもこれも「トロイの木馬」がなんちゃらと…

「神武東征」(その9)

神武天皇は即位前は神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)といい、彦波瀲武〓〓草葺不合命の四男(または三男)である。生まれながらにして明達にして、強い意志を持っていた。15歳のときに皇太子となり、長じて吾平津姫(あひらつひめ)を妃とし…

赤い靴はいてた女の子は人間ではない

あらかじめ言っとくけど、これは俺が考えたトンデモ解釈。 赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行つちやつた横浜の 埠頭(はとば)から 船に乗つて 異人さんに つれられて 行つちやつた今では 青い目に なつちやつて 異人さんのお国に ゐるんだら…

「赤い靴」と鷹野三四と昭和50年代

⇒どうでもいい話 - 猫を償うに猫をもってせよ ⇒阿井渉介氏に答える - 猫を償うに猫をもってせよ 童謡「赤い靴」にモデルになった女の子がいるという話を巡る論争。タイトル通り「どうでもいい話」のようでもあるけれど、個人的には「神話」や「伝説」が史実…

東京一極集中

⇒文化の地域格差は人の格差か? - はてブついでに覚書。基本的に東京に集中するとういうのが今のところのトレンド。地方の時代なんてことが叫ばれたことがあったけれど、一過性のものだった。なんだかんだいって東京が一番便利ですからね。地価が高騰したバ…

東浩紀提案の「SNS直接民主制」って何だ?

⇒「ネットがあれば政治家いらない」 東浩紀「SNS直接民主制」提案 : J-CASTニュース 俺は「朝まで生テレビ」見てなかったんで、J-CASTの情報が全てなんだけれど、東浩紀が言わんとしていることは何だったの? そういうことができるインターネットというテク…

小泉改革と朝日新聞と新自由主義

今日のサンデープロジェクトで、斎藤次郎元大蔵事務次官を日本郵政社長に起用する人事について、朝日や日経が批判していて、読売はそうでもないみたいな話していた。 前にも書いたことあるけれど、小泉改革に肯定的だったのが朝日新聞で、批判してたのが読売…

小泉改革と朝日新聞と亀井静香

2001年4月24日、小泉純一郎氏は自民党総裁選本選挙で圧勝して、自民党総裁に選出された。その時、役員人事で幹事長に亀井静香氏がなるという話が流れた(実際になったのは山崎拓氏)。その時の朝日新聞の社説。 亀井幹事長?まさか 小泉新体制 (社説 2001/0…

科学の限界

だって、神の存在なり宗教なりは科学の対象じゃないんだから。対象でないものの科学的根拠は、あるとも言えずないとも言えない、というのが一番穏やかな姿勢だし、理屈に合ってる。 ⇒穏健な態度 - 今日の雑談 死後の世界は、科学の対象とならない。神や霊魂…

松浦晋也の「信じてはいけないホメオパシー」は大変良い記事(だったと思う…)

⇒信じてはいけないホメオパシー:松浦晋也「人と技術と情報の界面を探る」でも、今読み直そうとしたら会員登録しないと読めない。保存しときゃよかった。 読めないので、記憶で書くけれど、松浦氏は「文化」について論じていたと思う。そこが、多くのホメオ…

従来の疑似科学批判を反省した上での動き

⇒ニセ科学批判に対する一般的な誤解 - 今日の雑談 に、俺の書いた、 しかし、それではいけないという考える人もいて、積極的に巷に流布している疑似科学を「正しく」批判しようという動きが出てきた。これは従来の疑似科学批判を反省した上での動きであり、…

家賃負担と貧富の差

あまりこれについて書かれたものを(あるかもしれないけど)見たことがないので、俺独自の見解で間違ってるかもしれないけど… 高度成長期には親が家を持っているといっても、それは農村部であったりして、また、子がたくさんいたから、長男は家業を継いで、…

貧困率で本当の貧困は見えるのか?

まず問題だと思うのは家賃の有無。同じ収入でも家賃を払う必要の有る無しで生活水準が大きく異なってくる。たとえば、一人世帯で年収114万円だとして、家賃が月5万だったら残りは54万円。家賃が無かったら114万丸々残る。114万と54万じゃ生活水準は全然違う…

貧困率

⇒asahi.com(朝日新聞社):日本の貧困率は15.7% 厚労省が初公表 - 社会 公表されたのは国民生活基礎調査をもとに算出した「相対的貧困率」。所得を世帯人数に振り分けて高い順に並べたときに真ん中の所得(228万円)を基準に、その半分に満たない人…

高齢化社会の未来は悲惨か?

⇒いわゆるロストジェネレーションは親の介護をどうするのか、という話 - pal-9999の日記 前にこんなこと書いたんだけれど ⇒増えゆく社会保障関係費 最近この問題を論じる記事が増えてきたように思う。 で、それを前提にした上で、今度は、それとは別の視点で…

うたかたのオペラ

うたかたのオペラ(紙ジャケット仕様)アーティスト: 加藤和彦,佐藤奈々子出版社/メーカー: オーマガトキ発売日: 2004/10/20メディア: CD クリック: 13回この商品を含むブログ (20件) を見る生まれて初めて買った日本人アーティストのアルバムは「交響組曲 宇…

「神武東征」(その8)

東征の理由は「日本書紀」には、 代々父祖の神々は善性をしき、恩沢がゆき渡った。天孫が降臨されてから、百七十九万二千四百七十余年になる。しかし遠い所の国では、まだ王の恵みが及ばず、村々はそれぞれの長があって、境を設け相争っている。さてまた塩土…

「神武東征」(その7)

「日本書紀」による神武の兄弟。本文 ①彦五瀬(ヒコイツセ)・②稲飯(イナヒ)・③三毛入野(ミケイリノ)・④神日本磐余彦(カムヤマトイワレヒコ) 一書(第一) ①彦五瀬・②稲飯(いなひ)・③三毛入野・④狭野(サノ) 、神日本磐余彦 一書(第二) ①五瀬・②三毛野・③稲飯…

「神武東征」(その6)

ネットで「末子成功譚」を調べてみると、古代には末子相続の習慣があり、それが伝承として残ったみたいな説があるみたいで、これも「神話は史実を反映している」という話の一種なんだろうけれど、俺は疑問に思う。 「末子成功譚」は末子相続の制度があったと…

「神武東征」(その5)

神武の母はタマヨリビメ。タマヨリビメは海神(ワタツミ)の娘でトヨタマビメの妹。 天孫・邇々芸命が大山津見神の娘木花佐久夜毘売との間にもうけた火遠理命(=山幸彦)と結婚し、鵜茅不合葺命を生む。出産の際に古事記や日本書紀一書では八尋和邇(やひろ…

「神武東征」(その4)

「末子成功譚」について。 スサノオは三貴神の末子で、アマテラスに追放されたということで、どっちかというと敗者のイメージがあるけれど、英雄伝説で英雄が追放されるというのはよくあること。その後活躍して妖怪や怪物を退治してお姫様と結婚したりするの…

「神武東征」(その3)

日本書紀ではニニギの子で神武の祖父であるヒコホホデミについて。日向の高千穂に天降ったニニギはオオヤマツミの娘のカシツヒメ(コノハナサクヤヒメ)を妻とした。姫は一夜で妊娠し、それをニニギは疑った。姫は「天孫の子だったら無事に生まれるだろう」…