家賃負担と貧富の差

あまりこれについて書かれたものを(あるかもしれないけど)見たことがないので、俺独自の見解で間違ってるかもしれないけど…


高度成長期には親が家を持っているといっても、それは農村部であったりして、また、子がたくさんいたから、長男は家業を継いで、次男以下は都会に出て行ったりしていたわけだけど、やがて彼らが郊外に一戸建てやマンションを購入するようになる。


このようにして都心部に持ち家が増えて、全体としての持ち家比率自体は昔から6割前後と大して変化はないけれど、その中身は大きく変化しているのだろうと俺は推測する。


(参照)
「持ち家」数は増加傾向、ただし住宅全体に占める割合は約6割で変わらず:Garbagenews.com


で、少子化だから、例えば子が二人いれば、その家はどちらかが相続して、その他の財産をもう一方が相続するとか、対価を支払うということになるんだろう。あるいは親の面倒を見る見返りとして家を相続するとか。一人っ子の場合はまるまる相続される。


家を相続すれば、相続税で一時的な出費があるけれど(実際には控除があって払わない例が多い)、家賃は払わなくて済む。これにより親が持ち家がある人と無い人とでは収入が同じでも生活水準に大きな差が出ることになるだろう。今までは持ち家といっても、一方ではローンがある世帯も多かっただろうけれど、そうではない世帯が増えてくるのではないか?(建て替え・リフォームの費用はかかるだろうけど)


これが今後結構深刻な問題になるかもしれないなんてことを思う。