2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自由主義の要点?(その15)

松尾匡氏のコメントが俺の言いたいこととどうも噛み合っていない。 ⇒自由主義の要点?(その14) - 国家鮟鱇 「リスクのあることの決定はそれにかかわる情報を最も握る民間人の判断に任せ、その責任もその決定者にとらせるべきだ」 ⇒なぜベーシックインカム…

「原舎浜」は「原舎り濱」なのか?

俺が寄船慣行について知ったのは「うつろ舟」についての記事を見たときだったと思う(多分)。常陸の浜に鯨が漂着したという話があって、昔の人はそれを神からの贈り物と考えた云々。それに関連して漂着した船の荷物は土地の物となるとかいう説明もあったよ…

自由主義の要点?(その14)

まとめ 「リスクのあることの決定はそれにかかわる情報を最も握る民間人の判断に任せ、その責任もその決定者にとらせるべきだ」 というのは、それだけでは自由主義とは全く相容れない考え方にも適用できると俺には思えてしまうのである。 これだけでは、『リ…

自由主義の要点?(その13)

一つ書き忘れていたことがあった。 「リスクのあることの決定はそれにかかわる情報を最も握る民間人の判断に任せ、その責任もその決定者にとらせるべきだ」 世の中にはリスクのある判断をしなければならないものがある以上、それは、それにかかわる情報が一…

ニコラス・ケイジ

⇒「首つり自殺数」と「アメリカの科学・宇宙・テクノロジーに関する支出」など無関係のデータ同士で相関性をむりやり発見する「Spurious Correlations」 - GIGAZINE 「水泳プールでの溺死数」と「ニコラス・ケイジの映画出演数」が、なぜか似たような傾向で…

消費電力増加の原因

⇒「バブル期の消費電力」で可能な生活って? ⇒はてなブックマーク - 「バブル期の消費電力」で可能な生活って? 既に書いてる ⇒電気と経済成長 (2011-06-23) ⇒バブル時代に戻れるのか?(2012-06-11) 1990年から2010年までの間の家庭部門の電力消費量は65…

STAP論文騒動のよくわからないこと(その12)

彼女の主張が事実ならば、彼女はそれがやってはいけないことだという認識が無かったということになる。それゆえ「悪意」が無かったというのが彼女の主張だ。 その点で誤解している人が多数いるのは事実だ。しかし、その点を理解してるとしてもまた新たな「誤…

STAP論文騒動のよくわからないこと(その11)

理研の責任 世間で理研の責任として批判されているものは、その殆どが理研に税金が投入されているが故に起きた問題である。 理研が完全に民間の資金のみによって運営されているのなら、どんなに低レベルの研究者を雇おうが理研の勝手である。 理研の研究者が…

STAP論文騒動のよくわからないこと(その10)

「私のやったことは、科学者としてはまったく未熟であり、間違ったことです。しかし、理研の服務規程には違反していないので、解雇などの形で処分するのは不当です」 ⇒Open ブログ: ◆ 日本人は文盲か?(小保方さんより愚か) ということだ。これを誤解して…

STAP論文騒動のよくわからないこと(その9)

⇒実験ノートが落書きレベルだから小保方氏は悪くない - 後悔は最上の娯楽 小保方氏の代理人は、当初からこの問題を理研の雇用問題として扱っている。論点は、STAP細胞が存在するかとか、科学的に正しい手続きが取られたか、ではない。STAP細胞の存在を信じ、…

自由主義の要点?(その12)

ハイエクについて検索してたら面白い記事があった。 ⇒「社会民主主義者」としてのハイエク - PRIVATOPIA 自由主義者からのハイエク批判について書いてある。 俺はド素人だし批判の詳細もわからないけれど、前半について言えば、その批判はおそらく自由主義的…

自由主義の要点?(その11)

書き忘れていたので追記 共産社会の高次段階では、自由時間が大幅に増えることで、人間の活動のうちで、互いに他者との必然的依存関係の中で行動しなくてもよい時間がメジャーになると考えているようです。それゆえそこでは、各自が多様な個性をぞんぶんに発…

自由主義の要点?(その10)

次にマルクス主義について。 共産社会の高次段階では、自由時間が大幅に増えることで、人間の活動のうちで、互いに他者との必然的依存関係の中で行動しなくてもよい時間がメジャーになると考えているようです。それゆえそこでは、各自が多様な個性をぞんぶん…

自由主義の要点?(その9)

ともかく拙文の先を全部お読みいただきたいと思うのですが…。人々のニーズは、しばしば本人すら自覚できず、ましてや他人は誰も正確に把握できないものだから、推測してリスクをかけて事業として提案し、はずれたら提案者が自分で責任をとるというやり方をと…

自由主義の要点?(その8)

次に 「中央の意図に沿うように」というのもよくわかりません。こちらとしては、「中央の意図」なるものは想定していないつもりです。 だけれど、これは書かなければならないことが多いので簡略に書いたので誤解されたのかもしれないけれど、要は「単一の意…

自由主義の要点?(その7)

さて松尾氏の 「正しい行動」の「正しい」という意味が何を意味しているのかよくわからないのですが…。 ユーザーのニーズに合致する事業という意味ならば、たしかにその通りですけど、それを目指す使命感を持っているのはあらゆる資本主義企業家も同じだと思…

自由主義の要点?(その6)

『新版 個人主義と経済秩序 ハイエク全集 1-3』(春秋社)を借りてきた。 まず言いたいのは『社会における知識の応用』という論文の中でハイエクは 世界のなかのどこかで起こることで、かれがおこなわなければならない決定にたいしてなんらかの影響を及ぼす…

アーノルド・トインビーの言葉

⇒ちょっと信じがたい引用をみつけました。 どなたか出典や真偽をご存知の方がいらっ... - Yahoo!知恵袋 12,3歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる 俺はアーノルド・トインビーについて名前を聞いたことがある程度の知識し…

自由主義の要点?(その5)

ところで共産主義とは何か?俺はこれについてもそんなに詳しくない。共産主義の解説書など一冊も読んだことがないし、ネットで調べても今ひとつ俺の知りたいことがわからない。もっとも「共産主義とは何か」とは言っても、誰の唱える共産主義かとかいった問…

「寄船慣行」の謎

サン=フェリペ号事件について調べていて「寄船慣行」に興味を持った。そういう慣行があること自体は前から知っていたけれど詳しいことまでは知らなかった。 さてウィキペディアのサン=フェリペ号事件の記事に 廻船式目では第一条で難破船の積荷の扱いにつ…

サン=フェリペ号事件

当時の国内外の海事法では積み荷の扱いは船側にあるにもかかわらず、秀吉側は何を誤解したのか、「漂着した積み荷の所有権はその土地に移るのが昔からの日本での習わし」などと主張してしまったのだ。 ⇒キリスト教による「日本征服」恐れた秀吉の信じがたき…

自由主義の要点?(その4)

はてなブックマークに kurokawada ハーバート・サイモンという経済学者が、取引に関する情報量は市場が政府をはるかに上回る、みたいなことを述べているとか 2014/05/01 とある。俺はハーバート・サイモンという人を良く知らないから検索したら ⇒サイモン と…

自由主義の要点?(その3)

松尾匡氏が「今回の記事の先をお読みいただければ幸いです」とコメントしてくださったので先をざっと見てみたけれど、俺が問題視しているのはその先の方にも書いてある それにかかわる情報が一番ある民間人の自由な判断にゆだねるほかないのです。 の「情報…