自由主義の要点?(その4)

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kurokawada ハーバート・サイモンという経済学者が、取引に関する情報量は市場が政府をはるかに上回る、みたいなことを述べているとか 2014/05/01

とある。俺はハーバート・サイモンという人を良く知らないから検索したら
サイモン
というページがあった。そこに

人間は,その合理性における限界ゆえに,大きな問題に一挙に対処することはできず,複雑な問題の解決にあたる場合,問題を分解して理解し解決しようとする。組織目的は,複雑で大きな問題であるから,まず,これをいくつかの中間的な目的やより小さな目的に分解し,分解した問題群に担当メンバーを配置していく。目的の階層化が,階層的な組織構造を生むのである。組織は,目的の階層化によって,人間の合理性の限界をある程度克服できる。意思決定の範囲が狭まり,収集すべき情報の量も限定されるから。組織が編成される理由もここにある。

と書かれている。


「意思決定の範囲が狭まり,収集すべき情報の量も限定される」であって「情報が一番ある」ではない。


もっともこれは「取引に関する情報量」の話ではないが、今問題にしているのは、まさにこの点なのである。