2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ニセ科学批判も堕ちたものだ

俺はいわゆるニセ科学批判批判と呼ばれるようなことをしてきたんだけれど、それはニセ科学批判者というのは優れた頭脳を持っていることを前提としていて、そういう人達(インテり)であるが故に陥ってしまうことについて書いてきたつもりだ。 ところが今回の…

起こるべくして起きた江川紹子の失態

⇒御嶽山の噴火に関する被災者救助に自衛隊を投入したことについて - Togetterまとめ ⇒ジャーナリスト江川紹子と有名軍事ブロガーによる「御嶽山への自衛隊投入についての議論」がネットで話題に | BuzzNewsJapan 江川紹子はジャーナリストであって、オウム事…

小保方さんが「STAP細胞はあります」って言ってるんだから信じてあげればいいのに

ここのところネット上でそこそこ話題になっている記事について批判しているんだけれど反響なんてほとんどありゃしない。やっぱもっと挑発的なこと書くべきなんだろうか? さて疑似科学・ニセ科学批判で著名なapjさんは今回の水伝の件で ⇒"@apj 野島"の検索結…

その後のとある水伝の物語

⇒とある水伝の物語 野島 雅 ‏@mnojima @tatsuva 白井先生、ご連絡ありがとうございました。私自身、水伝を否定するために行った実験です。お騒がせてしまい申し訳ございませんでした。 白井達也 ‏@tatsuva 9月27日 @mnojima 良かった良かった!周辺が依然と…

登呂遺跡が日本書紀を否定?

★登呂遺跡の件、もう少し調べてみたら、実は「登呂遺跡の教科書記載」そのものに「政治的な意義」があったらしい。 登呂遺跡発見の「政治的意義」とは、「日本書紀記載の年代以前に、東日本に稲作が伝わったこと」の立証。つまり「日本書紀の否定」 まあ、実…

意味のわからないいちゃもん

このまえ俺は産経新聞が嫌いだと書いたが、同じく朝日新聞も嫌いである。だからといってこんなわけのわからない批判に同意することはできない。 ⇒朝日新聞はまだ懲りないのか!? 「米国のシリア空爆」でも「ねじ曲げ」報道 | 長谷川幸洋「ニュースの深層」 | …

大津御所体制(その2)

⇒(その1)渡邊大門氏の『信長政権』(河出書房)によると秋澤繁氏が論文の中で 信長は元親の四国統一と大津御所体制を承認し、摂関家の一条内基が大津御所体制の後援者であったことを重視 していて、その理由は 信長が元親と大津御所体制を二重に統制できる…

ロシアの「老婆」がオオカミを一撃で倒す

⇒【動画】ロシアの老婆、襲ってきた狼を斧の一撃で屠る。村は熱狂 | アンダーワールド ⇒はてなブックマーク - 【動画】ロシアの老婆、襲ってきた狼を斧の一撃で屠る。村は熱狂 | アンダーワールド これはすごい! ※ なお一応念のために書いておきますが ⇒Russ…

とある水伝の物語

(1)東京理科大学の講師が某勉強会にて「水の結晶の実験」をし、良い言葉をかけるときれいな結晶ができ、悪い言葉をかけるとトゲトゲしい感じになるとの結果が出たというブログ記事により講師への大バッシング。 ⇒水は問いかける言葉によって変化する!: MO…

斎藤利三の正体(その0)

しばらく間があいたけれど再開。タイトルも変える。 今まで書いてきたことは、要するに『美濃国諸家系譜』と『美濃明細記』の利三の出自は全く信用できないということ。 したがって『美濃国諸家系譜』と『美濃明細記』は無視すべきである。 いやもちろん絶対…

「物語が勝者」という話

⇒「歴史とは 語りし者が 勝者なり」の実例…堤清二氏とか、赤穂浪士とか(やや再論) - 見えない道場本舗 一応言っとくけど、これは「勝者の書いた歴史」というのとは違うんですよね。だって赤穂事件を忠臣蔵として描いたのは四十七士や彼らの子孫じゃなくて…

産経の書評が「江戸しぐさ」を肯定?

俺は「江戸しぐさ」をインチキだと確信しているし、産経新聞は嫌いだが、だからといってこんな批判は無茶苦茶だ。 ⇒産経の書評:江戸しぐさを肯定 朝日の書評:江戸しぐさを否定 : てきとう 産経新聞が「江戸しぐさ」を書評で肯定しているという。で見てみる…

最近の話題を過去の話とつなげてみる

「江戸しぐさ」の批判本『江戸しぐさの正体』の著者は原田実氏。原田氏といえば「東日流外三郡誌」。原田氏のページから この古田氏の「参戦」に加えて、さらに厄介なことに朝日新聞までが、裁判の最中と裁 判終結直後、和田氏側に有利な虚報を流した。 ちな…

「江戸しぐさ」と古き良き日本

⇒【読書感想】江戸しぐさの正体 - 琥珀色の戯言 かつての江戸には素晴らしいマナーがあったという。しかしこの「江戸しぐさ」を賛美する人の主張は、よくよく見てみれば、 その素晴らしき「江戸しぐさ」の伝統を破壊したのは官軍。 ということになるそうだ。…

日本の中華思想

⇒戦前の教科書は神話をそのまま歴史として教えていた・・・わけではない。 - 読む・考える・書く こののち、熊襲がしづまったのはいうふまでもなく、百済や高句麗までも、わが国につき従ひました。日本のすぐれた国がらをしたって、その後、半島から渡って来…

高知県立歴史民俗資料館特別展「長宗我部氏と宇喜多氏」

俺自身は高知まで行く予定はないんだけど。 ⇒高知県立歴史民俗資料館 特別展「長宗我部氏と宇喜多氏」の開催「天下人と長宗我部元親」(講師津野倫明氏)とか「石谷家文書(新史料)からみる四国平定戦」とかいった講演会もあるそうだ。 ⇒岡豊風日 : 高知県…

歴史学は科学か?歴史修正主義はニセ科学か?

なんかこのところこの話題が盛んなようですけれども、 経緯がよく分からないんだけれど、これは一体なんなんでしょうか?「頭の体操」でしょうか?たとえば学校の授業で引力をまだ習っていない小学生に「リンゴはなぜ木から落ちるのでしょう?」というお題で…

事実でなければ司馬遼太郎の創作という風潮

⇒お龍さんはスッポンポンじゃなかった ⇒はてなブックマーク - お龍さんはスッポンポンじゃなかった 今日、ふとしたことであの元ネタは、龍馬本人が姉に書いた手紙だったのを知った。なんと、「お龍さんスッポンポン」は司馬遼太郎の創作だった!風呂あがりだ…

誰だがわからない相手を非難するということ

⇒全盲女子生徒 知的障害のある男性に話聞く NHKニュース このニュースと直接関係あるわけではないけれど、前々から思っていること。 もう8年も前のことになるけれどこんなことを書いた。「ネットイナゴ」という言葉が出来てすぐの話。 ⇒ネットイナゴ(2) 要…

大津御所体制

今調べなければならないことが山ほどあって、土佐一条氏に関しては全く手付かずの状態なんだけど… 本能寺の変の前年に土佐「国司」の一条内政が追放された。 ところが天正9年(1581年)2月に、長宗我部氏家臣の波川清宗の謀叛に加わった嫌疑で伊予法華津に追…

斎藤利三の謎(その12)

『美濃国諸家系譜』と『美濃明細記』の利三の出自は全く信用できないというのが俺の結論。 しかるに、たとえば桐野作人氏の『だれが信長を殺したのか』には それらの記述を総合して、ほぼ確実だといえるのは次の諸点である。 (1) 父は斎藤伊豆守と名乗り、…

斎藤利三の謎(その11)

『美濃国諸家系譜』における利三の出自について。 斎藤利永の子に利藤(妙椿)・利安がいる。利藤(妙椿)の子に利国(道純)、利国(道純)の子に利賢と利胤という人物がいる。利胤の子が利賢、利賢の子に石谷兵部少輔、利三、利次がいる。 利永-利藤(妙椿…

資料のデジタル化

⇒国会図書館6年で満杯に デジタル化でも限界 - 47NEWS(よんななニュース) 資料のデジタル化で容量の確保に努めているものの、 これに対して「デジタル化しても原本は残さにゃならん」とか「デジタル化は関係ない」とか「デジタル化したら原資料は破棄する…