起こるべくして起きた江川紹子の失態

御嶽山の噴火に関する被災者救助に自衛隊を投入したことについて - Togetterまとめ
ジャーナリスト江川紹子と有名軍事ブロガーによる「御嶽山への自衛隊投入についての議論」がネットで話題に | BuzzNewsJapan


江川紹子はジャーナリストであって、オウム事件にしろPC遠隔操作事件にしろ、宗教の専門家でもなければ情報技術の専門家でもないし法律の専門家でもなければ警察OB等の経験者でもないし、もちろん自衛隊の装備の専門家でもない。よって一部の人が指摘するような「素人が専門外のことに口出し」云々の批判は本質的な問題ではない。それを言うなら彼女の発言の全てがそれに該当する。


真の問題は前に指摘したように、自己がシロだと思ったものはとことん弁護するが、クロだと思ったものは思い込みによってとことん批判するという彼女の姿勢である。
去年の今頃 - 国家鮟鱇


PC遠隔操作事件について彼女は「怪しい人の人権を守る」と主張した。しかしそれはより正確に表現すれば、「世間では怪しいと思われている人だけれども自分はシロだと思っているので人権を守る」という意味であって、「自分もクロの可能性が高いと思っているけれど、それでも人権を守るためには彼を弁護しなければならない」という意味ではないのである。よって彼女がクロだと考えているものに対しては「怪しい人の人権を守る」は適用されないのである。


今回大きな騒動になったのはひとえにJSF氏に対して喧嘩を売ったことによるものであり、その他にもいくらでも騒動の種をばらまいているのだが、そっちにはJSF氏に相当する人がいなかったから騒動にならなかっただけのことであり、遅かれ早かれこうなることは必然であったのである。