歴史学は科学か?歴史修正主義はニセ科学か?

なんかこのところこの話題が盛んなようですけれども、


経緯がよく分からないんだけれど、これは一体なんなんでしょうか?「頭の体操」でしょうか?たとえば学校の授業で引力をまだ習っていない小学生に「リンゴはなぜ木から落ちるのでしょう?」というお題で討論させればいろいろとユニークな意見が出てくるでしょう。正しい答えは出てこないかもしれないけれど(引力を「発見」する小学生がいたら驚く)、思考力を鍛えるという意味では意義のあることで、これもそういう話ならばとやかく言う話ではないでしょう。


そうではなくて「お題」の答えを求めるのが目的ならば、そのような問題は昨日今日沸いて出てきたものではないのであって、当然のことながら専門家が既に論じているところのものであります。つまりニセ科学批判界隈でよく言われるところの「周回遅れの議論」でありましょう。


「リンゴはなぜ木から落ちるのでしょう?」という問いの答えはすでに科学者が見つけているのであって、我々はその答えを見ればよいのであって一から始める必要はないわけでございます。というか素人がそんなことをやると、それこそニセ科学の迷宮に迷い込むことになりかねないわけであります。


であるならばこの件につきましても、専門家が既に論じていることを土台にして話をするのが適切だと思うのでありますが如何?