アーノルド・トインビーの言葉

ちょっと信じがたい引用をみつけました。 どなたか出典や真偽をご存知の方がいらっ... - Yahoo!知恵袋

12,3歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる

俺はアーノルド・トインビーについて名前を聞いたことがある程度の知識しかないんだけれど。


常識的に考えて「民族の神話」を(生きたものとして)持っている民族ってどれだけあるんんだって思う。


たとえば中国神話

中国語には本来「神話」という概念はない。
神という概念はあったが、実のところ歴史時代の前に神話時代があったという世界観ではない。
むしろ、人と神と仙人とが混然としたカオスをなしていると言ったほうがよい。
このあたりが、日本神話やギリシャ神話などとの大きな違いである。

中国神話 (ちゅうごくしんわ)とは【ピクシブ百科事典】


あるいはギリシャローマ神話はヨーロッパに住む人々の「民族の神話」と言えるだろうか?あるいは「聖書」は「民族の神話」であろうか?


というわけで、この時点で既にかなり怪しい話。


で、いろいろはしょって結論から言えば、ネットで少し検索すれば、トインビーの言葉として

ある国を衰亡させるには、その国の先人達が気概を示した歴史を教えなければいい。

というのが見つかる。これ自体が本当にトインビーの言葉なのかは未確認。


この「その国の先人達が気概を示した歴史」が「民族の神話」、「教えなければ」の部分が「義務教育」に変換され、さらに「日本の小学校教育」に変換されて「12,3歳くらいまで」に、「ある国を衰亡させるには」が変換されて「民族は、例外なく滅んでいる」になってるんじゃなかろうか?