STAP論文騒動のよくわからないこと(その11)

理研の責任


世間で理研の責任として批判されているものは、その殆どが理研に税金が投入されているが故に起きた問題である。


理研が完全に民間の資金のみによって運営されているのなら、どんなに低レベルの研究者を雇おうが理研の勝手である。


理研の研究者が不正な論文を発表して理研の責任が発生したとしても、それは科学の問題として批判されるかもしれないが国家国民の問題ではないだろう。それによって理研の評価が低下したとしても国民には直接関係のないことだ。


ここのところ書いている自由主義の件とも関係するが、本来なら国家が関与せず民間の資金で運営されるのが望ましいと思うが、それでは必要な資金が集まらないということになるんだろう。仕方のないこととはいえ国家が関与することによるマイナス面は当然出てくる。