貧困率で本当の貧困は見えるのか?

まず問題だと思うのは家賃の有無。同じ収入でも家賃を払う必要の有る無しで生活水準が大きく異なってくる。たとえば、一人世帯で年収114万円だとして、家賃が月5万だったら残りは54万円。家賃が無かったら114万丸々残る。114万と54万じゃ生活水準は全然違う。月3万だとしても36万で、114万と78万の違い。生活保護だって、生活扶助と住宅扶助を分けているのだから、こっちも分けて考えるべき。


次に年金生活者。年金生活者の主たる収入は年金だろうけれど、預貯金等を切り崩して生活費に当てている人もいる。収入で見ると貧困であっても、預貯金等で生活費を補填して豊かな生活をしている人も相当数いると思われる。


あとそれに関連して、三世代で住んでいる場合とかに、祖父母の資産で孫の養育費が賄われているなんてのもあるんじゃないかと密かにに思ってる。


で、今度はそれとは逆に統計には入っていない(つまり中央値の半分以上の所得がある)けれど、生活が苦しい人というのもいると思う。


何が言いたいかつううと要は、収入だけじゃ貧富はわからないだろうと思うということ。


(あと正確な所得を把握できてるかという問題も)