東京一極集中

文化の地域格差は人の格差か? - はてブついでに覚書。

基本的に東京に集中するとういうのが今のところのトレンド。地方の時代なんてことが叫ばれたことがあったけれど、一過性のものだった。なんだかんだいって東京が一番便利ですからね。地価が高騰したバブル時代にだって、企業が本社を東京に移転するのは諸経費を総合して考えれば東京の方が安上がりだからという話を聞いたことがあるし。


この流れを止めることが出来るのかというと、当面無理でしょう。少なくとも人為的に出来るもんじゃないと思いますね。出来るのならとっくに出来てる。東京一極集中は問題だというのが、少なくとも表向きには正論なわけで。それにもかかわらず出来ないんだから(関東大震災でもあれば変わるかもしれないが)。


何で東京に集中するかっていうと、「東京」には限界(池田信夫氏が言う「都市の境界」)がないからだと思う。東京23区だけが「東京」だったら、いくら埋め立てとか高層化とかしても限界があるけれど、神奈川・千葉・埼玉、さらに茨城まで東京化していくんだから、まだまだ拡大の余地がある。


いしいひさいちの漫画で、新幹線だったかリニアだったかの駅名が、東京の次が新東京で、次が新新東京で、次が新新新東京でって、で最後だけ新大阪ってのがあった。


地方はどうなんでしょうね?たとえば名古屋は平成の人口はほぼ横這い。一方隣の県の県庁所在地である岐阜市は減少傾向。岐阜の中心街は名古屋と郊外型スーパーに客を取られた結果、百貨店の相次ぐ閉鎖で空洞化してたりするし。


(ところで子供の文化格差ってどうなんでしょうね?タレントって人口比では地方出身者が多いような印象があるんだけど、関係ないか…)