「日本書紀」による神武の兄弟。
本文
①彦五瀬(ヒコイツセ)・②稲飯(イナヒ)・③三毛入野(ミケイリノ)・④神日本磐余彦(カムヤマトイワレヒコ)
一書（第一）
①彦五瀬・②稲飯(いなひ)・③三毛入野・④狭野(サノ) 、神日本磐余彦
一書（第二）
①五瀬・②三毛野・③稲飯・④磐余彦、神日本磐余彦火火出見
一書（第三）
①彦五瀬・②稲飯・③神日本磐余彦火火出見・④稚三毛野(ワカミケヌ)
一書（第四）
①彦五瀬・②磐余彦火火出見・③彦稲飯（ヒコイナヒ）・④三毛入野
「古事記」では、
①五瀬・②稲氷（イナヒ）・③御毛沼（ミケヌ）・④若御毛沼（ワカミケヌ）、豊御毛沼（トヨミケヌ）、神倭伊波礼毘古（カムヤマトイワレヒコ）
神武（神日本磐余彦）は「書紀」の第三・第四以外は末子。第三・第四で末子でない理由は推測するしかないが、それらの書も元々は三兄弟の末子、二兄弟の末子としての伝承であり、後で四兄弟に修正された可能性があるのではないだろうか。
