だって、神の存在なり宗教なりは科学の対象じゃないんだから。対象でないものの科学的根拠は、あるとも言えずないとも言えない、というのが一番穏やかな姿勢だし、理屈に合ってる。
死後の世界は、科学の対象とならない。神や霊魂の存在は科学の対象外である。つまり、特定の宗教の教義内容が正しいかどうかは、科学の対象外である。
ほんの一瞬だけうなずきかけちゃったんだけれど、違うんじゃなかろうか?一体誰がそんなことを言ったのだろうか?
似たような話に、
科学は、世界がどのようであるかを説明しはするが、なぜそうであるのかを示すことはしない。なぜ世界が存在するのか、宇宙に法則があるのはどうしてなのか。科学がわれわれに示すようなものとしてしか世界が存在しえないのは、どんな理由があるからなのか。──このような疑問に、科学は答ええない。というのも、感覚的知覚と論理とを組織的に突き合わせることによって、世界についての正しい知識を得ようとするのが科学的方法であり、これは当然に、世界は人間の感覚で知覚しうる客観性をもっている、という仮定(客観性の公準)の上に成り立っているからである。
⇒第2節 科学的世界観の限界
というのがあるけれど、これが誤って伝えられているのでは?
特に「神の存在」は科学の重要なテーマだったはず。ホーキング博士の宇宙論でも取り上げられていたはず。
あと、進化論なんかはそれが存在すること自体、積極的に否定しなくても「聖書」の記述を否定することになってますよね。
科学者は神を信じられるか―クォーク、カオスとキリスト教のはざまで (ブルーバックス)
- 作者: ジョン・ポーキングホーン,小野寺一清
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