お客様は神様です

最近「お客様は神様なのか?」みたいな議論を良く見かけるけれど、


お客様は神様でしょ。


どんなクズでも金払いが良けりゃ神様。金払いは良くないけれど影響力のある客も神様。彼・彼女等をおろそかにしては商売は成り立たない(日本の本物の八百万の神々だってそうでしょ)。


金も払わず文句言うだけで、しかも影響力が皆無なのは客ではない。おとといきやがれ。



自営業だったらそうでしょ。


客を丁重に扱うのも扱わないのも自由。結果として繁盛するのも潰れるのも自己の責任。クズ客を丁重に扱って得意客を失うなんてことだってあるんだから、その判断は自己に委ねられる。



ただ、これが経営者じゃなくて、社員やパート・アルバイト目線だと話は変わってくる。


なぜなら、彼等と経営者の思考が常に一致しているとは限らないから。


自分はこんな奴は客じゃないと思っても、経営者がそう思わなかったら、自己の評価が落ちるかもしれない。逆に丁重に扱って他の業務に支障をきたしたら、こっちはこっちで評価が落ちるかもしれない。


客と経営者の板挟み。


「クレーマーは丁重に応対しなさい。結果、店が混雑して他の客から文句が来てもこっちで対応するから構わない」「わがままな客のせいで他の業務が遅れても定時で帰って構いませんよ」というのならいいけれど、大抵はそうじゃない。業務が遅れれば怒られ、さらにサービス残業を強いられ、人事考課は低評価で給料は上らず、踏んだりけったり。


彼等の不満は客に向かう。


「そもそもそんな客さえ来なければこんな問題は起きないのだ」


と、こんな感じじゃないの?