ホメオパシーと西洋医学と東洋医学

今まで日本ではホメオパシーは流行らないと思っていたし、現に(昔から知られている割に)それほど流行しているとも思えない。


だけれど、朝日に書いてあるようにホメオパシーが「害のない自然な療法」と受け取られているのだとしたら話は変わってくるかもしれない。


俺にはそれほど確証があるわけではないけれど、よく漢方などの東洋医学自然治癒力を高めることを目的とするなどと言われていると思う。

東洋医学では、体調を整えることに主眼を置いており、生命力を高めることによって治癒力を動かしているとも言える[6]。


西洋医学では、診断により病名をつけ、医薬品の処方や手術を行う。西洋医学では、原因となっている部分の除去や、症状の緩和(対症療法)が目的となっている。ただし、実は、こういったことだけでは病気は治らない[7]。結局は、十分に体細胞の休養をとり、生命力を高めて治癒力が動くようにしてやることで治癒しているのである[8]。[9]

自然治癒力 - Wikipedia


俺はホメオパシー疑似科学であるとはいえ、カテゴリー的には西洋医学の側にあるんだと思う。(自信があるわけではないが)。


ホメオパシー自然治癒力を高めるなどという思想が西洋にあるのだろうか?



もし日本において、ホメオパシー東洋医学的な解釈が付加されつつあるのだとすれば、日本人がホメオパシーを積極的に受け入れる可能性が高まるということがあるかもしれないと思うわけ。


ホメオパシーな人々は、日本においてホメオパシーが定着するのを防ぎたいという目的で行動するのなら、非科学であるということをひたすら繰り返すだけでなく、その方面からのツッコミを入れるというやり方もあるのではないかと思うのであった。


(追記)

レメディーは、基本的に体にとっての毒物を非常に少量含む。この毒物に対する体の抵抗力を意図的に引き出すことにより、自己治癒力を含む生命力を高め、肉体的、心理的、精神的な方向が本来あるべき方向へ修正されると言われる。

ホメオパシー - Wikipedia
ホメオパシーも「自然治癒力を高める」ということになっているみたいだけれど、東洋医学とは微妙に違うんじゃないかと思うんですよね。上手く説明できないし、本当にそうなのか自信ないけど。


あと、山口の件では、助産婦はなぜあのようなことをしたのかといえば、俺の推測では「ビタミンKのレメディ」は「ビタミンK」と同等の効果がある。それならば「ビタミンK」という「薬」よりも、「ビタミンKのレメディ」の方が体に良いだろうという判断をしたんじゃないかと思う。そこがなんとなく東洋的なんじゃないかと感じるんですよね。なんとなくだけど。もちろん西洋でも現代ではそういう考え方もあるんだろうけれど、伝統的な西洋の思想にそういうのがあるんだろうかとか、西洋でホメオパシーが受容されたのには、そういう要素はどの程度あるんだろうかとか、そういう点が気になるし、考えてみる必要があるんじゃないかと思うんですよね。