間違ったことを書こうが正しいことを書こうが批判はくる

「翼賛体制」とは、片腹痛い、古賀茂明氏のデタラメ発言を検証〜ジャーナリストが根拠のないでたらめの解説をしたら批判されて当然 - 木走日記

記事の中身については論じない。ただ

 安倍批判はしたらいい、ただ明らかに間違ったことを言えば批判されるのは当然なのです。

 根拠のないでたらめの解説をしたら批判されるのは当然でしょう。

 「翼賛体制」とは、片腹痛いです。

この論理だと「正しいこと」を言った場合になされる批判は言論を抑圧するものだということになりかねないのではないでしょうか。


数日前に俺は

もしそれが「地球は丸い」というような意見だったとしても、「地球は四角だ」と思っている人が世の中にいはいるかもしれないので批判コメントが来ることは避けられない。

10年前から変わらない朝日新聞 - 国家鮟鱇
と書いた。


「正しいこと」を書いたって批判はくることは避けられない。なぜなら「間違ったこと」を正しいと信じている人がいるかもしれないからだ。


間違っていることをわかっているのに、それを利用して執拗に批判するのであれば、言論を抑圧しようとする意図があるといえるかもしれないけれど、その人が本気で信じているのであれば、それを表明したにすぎないのであって、言論を抑圧しようとしたものではない。


それに対しては「あなたが正しいと信じていることは間違っている」と言えばいいだけのことであって、「言論を抑圧しようとしている」などと批判するのは間違いだし、混乱の元である。


したがって「あなたは間違っているから批判がくるのだ」というのも問題のある言い方であって、「あなたは間違っている」あるいは「批判の内容は正しい」と言うべきだろう。


間違ったことを書こうが正しいことを書こうが批判はくるのだ。


そしてそれが相手に危害を及ぼそうとするようなものでなはなくて言論による批判である限りは、言論の自由を抑圧するものではないのである。