あやしい人たち(付:俺がブログを始めたきっかけ)

一番あやしい人といえば松永英明氏であると言えるかもしれないが、今回の一連の騒動を巡って登場してきた人物達もかなりあやしい。
それは俺が単にその人達のことをよく知らないから、あやしく見えてしまうのかもしれないけど。


俺がネットをはじめたのは2001年頃。それ以前のネット界というものを知らない。しかも最初の頃はダイアルアップ接続だったから電話代が気になるので、自分の一番の趣味である日本史関係のHPや掲示板ばかり覗いていたので、その他のネット界の事情を知らない。ADSLになって初めて時間を気にせずネットを見ることができるようになって、2ちゃんねるとかも見るようになったけど、2ちゃんねるといってもテーマによって多くの板に分かれていて、そっち方面には関心がなかった。初めてそっち方面のことがおぼろげながら見えてきたのは去年ブログをはじめてからのこと。


ブログをはじめるきっかけになった理由の中でも一番大きかったのは、去年、朝日新聞が報じたNHKの従軍慰安婦番組に関する報道。その時の小倉秀夫弁護士のブログでの発言に大いに異論があったのでコメント欄に書き込んだ。その時点でもブログのことはよく知らず、コメント欄もブログにくっついている「掲示板」みたいな感覚だった。そのとき「若隠居」氏のことも知って、そっちのコメント欄にも書き込んだりしてたんだけど、俺のコメントは長文なんで相手も迷惑だろうし、いっそのこと自分でもやってみるかということになったわけ。


ところで、その小倉秀夫弁護士。朝日問題で注目されたんだけど、その後その話はうやむやに終ってしまって、次にネット上の匿名問題に話は変わってしまった。先生は「匿名の卑怯者」を激しく攻撃する。で、それは新参者の俺は、朝日問題での「若隠居」氏のコメント削除に関わって発生したものだと思っていた。ところがどうやらそうではないらしい。以前から一貫してそれを主張していて、過去にもいろいろあったらしい。俺には突然「匿名」を攻撃し出したように見えたのだが、むしろコメント削除に関わって発生した騒動は、本来の主張をするための「きっかけ」であったように思われる。それどころか後になって思えば、朝日問題に関する主張もまた、NHK職員が「実名」で告発したので信用できるというような、「実名・匿名問題」に関わるもので、本当は朝日やNHKや自民党がどうとかでなくて、そっちが本題であったのかもしれない。


その後、4月に『小倉秀夫の「IT法のTop Front」』http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/は終了して、現在の『Annex de BENLI』http://benli.typepad.com/annex_jp/が始まり、相変わらず「匿名の卑怯者」批判は続く。しかし俺はいい加減飽きてきたので関心は薄れてきた。


ところが、6月になって新たな展開が。事態はよく飲み込めないが、先生と「更紗」という人物が何やら揉めている。mixi 内で何やらあったらしい。先生と幾人かのコメンテーターはどうやらmixiメーリングリストでも繋がりがあるようなのだが、部外者の俺には知る由もない。そして、その時登場してきたのが「崎山伸夫氏」である。崎山伸夫という名前は聞いたことがあるが、どういう人物かはよく知らない。とにかく知名度が高そうな人物が突然登場したのでびっくりした。ワケワカメ状態である。


で、調べてみると、
http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2004/08/post_8.html
さらに調べると、
http://espio.air-nifty.com/espio/2004/08/post_2.html
http://d.hatena.ne.jp/sakichan/20041105
と、ここで「野田敬生」氏が登場する。ネット上での発言者の正体を暴くという今回と全く同じ状況。
ちなみに崎山伸夫氏は『河上イチロー極限資料集』http://www.makani.to/cult/special/kawakami.htmlにも名前が登場する。


なんだかよくわからないが、彼らは突然登場したわけではなく、過去にいろいろあったようである。
野田氏については主役であるので、有名であるが、崎山氏・小倉氏・更紗氏も自己のブログや他のブログのコメント欄でその名前を見ることができる。さらっと読んだだけではわからないが、裏にはドロドロとしたものがありそうである(ように見えてしまう)。


あと『GripBlog』等のコメント欄に登場する「黒崎」と名乗る人物は、かつて『ガ島通信』に登場した黒崎氏と同一人物であるようで、http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/archives/20696927.html、2ちゃねる情報によると、『サイバッチ!』の中の人なんだそうだ(本当かどうか知らないけど)。


で、俺はメディア・リテラシーというものを非常に重視していて、表面上のことだけではなく、その裏にあるものを見なければならないという主義なんだけど、こんなドロドロしているものを、一々調べるのも面倒だし、調べたところで、しょうもないことがわかるだけかもしれないし、なんか「勝手にやってれば」って感じ。


結論:「中途半端な実名」は、いろいろ憶測しなければならないのでウザイ。むしろ「匿名」のほうが、その人物の「過去」を詮索しなくてすむ(詮索しようがない)ので、文の中身だけで判断できる。実名もしくは実名に準じる名前で意志を表明するものは、公の場で内輪にだけわかるような(いろいろ憶測を生むような)言動をしないで、部外者にもわかるような説明をしてほしい。これについては異論も多かろうが、少なくとも俺はそう思います。