一瞬ネタ記事かと思ってURLを確認してしまった朝日新聞の記事について

http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY200608260179.htmlネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ(朝日新聞


ネットでの反応は否定的なものが圧倒的に多い。「否定的」とは、総務省の方針に否定的だという意味だ。


で、すでに何度も何度も書いてきたことなんだけど、「おかしな話」であればあるほど、まずは、その情報は本当なのかを疑ってみるべきではないのだろうか?


総務省」と聞いて思い出すのは去年の騒動。
「ネットに匿名性は不可欠」――総務省(ITmedia New)

 「ネットの匿名性を排除すべき、とは言っていないのだが」――総務省情報通信政策課の内藤茂雄課長補佐は、一部報道をきっかけにブログ界で盛り上がった「政府がネット利用の実名化を推進しようとしている」という議論に頭を抱えた。
 報道は、共同通信が6月27日付けで配信した「実名でのネット活用促す 総務省『悪の温床』化防止」。「有害情報の温床」ともいわれるインターネットを健全に利用するために、総務省が匿名性を排除して実名利用を促す取り組みに乗り出すとし、匿名性が低いブログやソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を小中学校の教育で活用するよう求めていく──と伝えた。


共同通信の記事に釣られて、多数のブロガーが総務省に大ブーイング、実際はそういうことではないとわかり沈静化。一番悪いのは誤解を招きかねない記事を書いた共同通信だとは思うけど、怪しげな情報に飛びつくほうも飛びつくほうだ。


で、今回の記事。
Yahoo!ニュースで「総務省」で検索しても該当する記事はゼロ。同じくGoogle ニュースで検索しても、ヒットするのは朝日の記事だけ。つまりこれは朝日の「特ダネ」であって、総務省が正式にマスコミ各社に発表したものではないのだろう。しかも、ネット界での反応が大きいにもかかわらず、他社の後追い記事は今に至るも出てこない。


匂いませんか?


もちろん今後、新しい情報が出てきて、事実であることが確認されるかもしれない。でも、今の段階で飛びつくのは、世論がマスコミに操られているようであまりいい気分がしない。
それにしても、総務省が関わる報道は、去年のことといい、今回のことといい、その他も含めて、この手のことが多いような気がする。そのこと自体も何か裏があるようで、嫌な感じ。


さて、俺は技術のことはさっぱりで、

ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。

なんてことが可能なのか良くわからないが、そんなことが可能なら、それよりも、その「関連深い別の情報」のリンクを表示する(例えば「はてなダイアリーキーワード」のような感じで、ある程度信頼できる辞書機能とか、bookshelfみたいに調べたい単語を右クリックすると辞書が表示されるとか)のほうが簡単で、しかもそれで十分なんじゃなかろうかと思うんだけど、よくわかりません。大体、本当にヤバイのは99%の真実に1%のウソが紛れ込んでいるものだと思うんで、「デマ率」なんて誤字・脱字があれば変化しそうなものに(株価情報とかは別にして)意味があるのか疑問です。


どうせやるなら、ダブスタ率を表示するってのはどうでしょうかね?このサイトはこれについてはこう言ってるけど、前にこういうケースでは違うこと言っていましたよって表示するの。あとブロガー発言予測機能。このブロガーが子猫殺しを擁護する確率は何%ですとか表示するの。面白そうじゃん。まあネタだけど。