「あるある大事典」の何が捏造だったのか

まずは、関西テレビが発表した「事実と異なる内容」は何だったのかを確認する。

1月7日(日)午後9時〜9時54分放送の「発掘!あるある大事典II」第140回「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実と は異なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。
事実と異なる内容につきましては以下のとおりでございます。

以下はリンク先参照のこと。


視聴者の皆様へ 関西テレビ放送


で、俺はこの放送を見ていないので、これでわかるのは「事実と異なる内容」についてのみ。そこで検索してみると「あるある大事典」の公式サイトがあった。

発掘!あるある大事典2 第140回
「食べてヤセる!!!
食材Xの新事実」

http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search3/aru140/140_1.html
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search3/aru140/140_2.html


ただし今日削除されたので見ることができない。
「発掘!あるある大事典II」公式サイト閉鎖のお知らせとお詫び


そこでグーグル先生のキャッシュをチェック。すると、テンプル大学医学部教授 アーサー・ショーツ先生が次のように述べている。

「これまでにDHEAには、2つのヤセる働きがある事が確認できています。まずDHEAが増加すると、代謝を下げてしまう停滞ホルモンを、減少させる働きがあるのです。」

これは「事実と異なる内容」に含まれていない


次に先生は、こう述べる。

「体内で作られる、DHEAの量を増やす食材があることもわかってきたんですよ!日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」

この「日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」という部分が「事実と異なる内容」。注意すべきは「事実と異なる内容」ではあるが、ここで「納豆」と言っていないこと。では、納豆はどこで出てくるかというと、

そこで、日米様々な専門家に協力を依頼。
体内のDHEAを増やす食材探しに着手。

ここで「食材X」登場。そして、

あるある大実験!協力していただいたのは、
20代から50代の男女8人。

この実験が「事実と異なる内容」


その後またアーサー・ショーツ先生登場。

「これまでにDHEAには、2つのヤセる働きがある事が確認できています。まずDHEAが増加すると、代謝を下げてしまう停滞ホルモンを、減少させる働きがあるのです。」

ここは「事実と異なる内容」に含まれていない


さらに、ショーツ先生。

「体内のDHEAを増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!」

これが「事実と異なる内容」


で、これまでのところ、「食材X」の正体は明らかにされていない。それがわかるのは、

昭和女子大学栄養科学系講座教授 中津川研一 先生
「大豆製品の中で、イソフラボンを最も効率よく摂取できるのは…納豆です。」

昭和女子大学栄養科学系講座教授 中津川研一 先生
「納豆は、発酵によって、イソフラボンが吸収されやすい形になっているのです。」

ここで「食材X」が納豆であることが明らかに。