八王子の浄瑠璃姫

浄瑠璃姫の地 - Living, Loving, Thinking


俺は浄瑠璃姫伝説にとてもとても興味がある。なぜ興味があるのかについては後日書こうと思っている。


数年前に伝説を調べていたとき、八王子にも浄瑠璃姫伝説があることを知った。この浄瑠璃姫は源義経の愛人である浄瑠璃姫とは別系統。ところが全く関係ないかといえば、姫の父が三河の豪族「岡崎四郎」であるところで、関わりがあるようにも思える。


というのも義経の愛人である浄瑠璃姫は三河国矢作(愛知県岡崎市)の長者の娘だから。岡崎四郎は薬師如来を拝んで姫を授かったそうだが、矢作の長者も鳳来寺薬師瑠璃光如来にお願いして子を授かったという。


ところで、「岡崎四郎」といえば、「相模国岡崎城主の岡崎四郎義実が有名。鎌倉時代初期に源頼朝に仕えた武士であるから、鎌倉末期の八王子の浄瑠璃姫とは時代が合わないが、義経とは同時代ということになる。このあたり、関係がありそうで、どう繋がるのかがわからないので悩ましい。


あと、それとは別に「長池」という地名。「長」は「ナーガ」、すなわち蛇のことだとすれば、姫が池に入水したのは、蛇との婚姻を連想させるなんて思ったりして…