昨日の続き。調べてみると、長池と大蛇に関わりがあることがわかった。東京都町田市にある薬師池の伝説に出てくる。
今教えてやったばかりの坂道を、直径三十センチメートルもあると思われる大蛇がすべるような速さで由木の長池の方向を目指して、一目散(いちもくさん)に直進していく姿がはっきりと目にうつったのである。
⇒薬師池公園の民話
「由木の長池」とは八王子の長池のこと。「薬師池」という名前も興味深い。
JR長池駅前の広場(城陽市長池)には「大蛇」がいる。東に蛇の頭をかたどった人工池があり、そこから地面に敷き詰めた黒砂利の「胴体」が西の駐輪場まで八十メートルうねっているのだ。銘板には土地のこんな伝説が記されている。
⇒(5)長池の大蛇伝説(城陽市)(京都新聞|ふるさと昔語り)
※「行基」といえば薬師信仰。
志高の長池に大なまづがいてこれを見たものは発病した。岩倉神社建立の際社殿を長池に正面して祀ったのでこの災難は解消したと云ふ.現狂の志高神社も同様長池に面している。
千葉県富里市
⇒長池の大蛇(富里市)
大阪市阿倍野区長池町・桃ヶ池町
⇒阿倍野地名録ーその3− - 阿倍野じゆう録
※聖徳太子伝説
(追記)(13:53勘違いがあったので訂正)
大妻女子大の構内にあったという「影取池」にも浄瑠璃姫伝説があるらしい。ネット上での情報は以下の2件のみ。
その昔この近くに影取池という姿を水面に移すと消えてしまういわく付き
の池があった。大蛇の仕業か、南北朝時代に小山城が落城した際に入水
した浄瑠璃姫と侍女13人の祟りかと地域の住民は恐れていたそうです。
⇒唐木田口から影取池の伝説まで:多摩のよこやま 多摩の散歩道
⇒さわやかメール:お散歩の途中で(第42回多摩の地域情報誌『多摩ら・び』)
浄瑠璃姫の出てこない影取池の伝説
昔、池には一匹の竜がすんでいた。
竜は若い娘に姿を変え溺れたふりをして助けを呼んだ。
人は助けようと近づいて、影を池面にうつしたとたん引きずり込まれ食べられてしまうので、ここを「影取り池」と呼び恐れた。
横浜市戸塚区影取町に存在した影取池の大蛇伝説。
⇒町名に残る不思議な大蛇の物語(影取町)横浜市戸塚区 タイムトンネル
⇒藤沢市|藤沢を知る「影取池と大鋸」
川崎市宮前区の「影取谷戸」伝説
⇒伝説と植木の里めぐり 一覧 |川崎市観光協会連合会
その他
足利市水使神社
さてそれからは、この淵のそばを通ると、水の中に呼びこまれるとか、いろいろ異変がおこり、いつしか”影取の淵”といわれるようになりましたが、村人が御厨子さまという神社を建て、イソの霊をまつってから騒ぎもおさまったそうです。
⇒水使神社(栃木県足利市) 関東の神社めぐり プチ神楽殿
「水使」は「みづち」のことか?