毎日新聞の誤報

毎日新聞の誤報、ミスよりも深刻な社会部的な取材手法 - ガ島通信

誤報やネットへのリテラシー不足よりも問題なのはその取材手法です。すでに消されてウェブ魚拓に残っている毎日の記事元次官宅襲撃:事件6時間前にネット書き込み…犯行示唆に『アクセスの記録などから書き込みがなされたパソコンが特定できるとみられ、捜査本部は慎重に調べている』という文面があります。これは、毎日報道「ネットに犯行示唆」は誤報という産経新聞の記事の『書き込みの内容は、参考情報として、捜査当局にも伝えていたという』で明らかなように、記者がウィキペディアの書き込みを見つけて警察に伝えて記事にしたものです。


去年4月27日付毎日新聞の記事。
ネット中傷:民主党“標的”10万件 都知事選と参院補選−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

 統一地方選で今月実施された東京都知事選と参院沖縄選挙区補欠選挙を巡り、それぞれ8日と22日の投票日数日前から民主党や同党が支援した候補について 誹謗(ひぼう)する書き込みがインターネットの掲示板に集中的に張り付けられたことが分かった。書き込みは現在、検索サイトで計延べ約10万件がヒットし、ネットを舞台とした“中傷”としては、過去に例がない規模。短期間に張り付けが繰り返されていることから、組織的に行われた可能性があるとみて、捜査当局も情報収集に乗り出した。

「分かった」→「捜査当局も情報収集に乗り出した」、今回の「分かった」→「捜査本部は慎重に調べている」。同じパターンでまたやらかしたってことですね。


あの時釣られた人は多かった。で、当時俺が書いた記事。
毎日新聞【ネット取材班】の気になる記事について