「自分の頭で判断する」

「あの人の言うことだから、本当だろう」という主体性の放棄も、自らの心をだます行為だ。「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断する習慣を」と呼びかける。

そもそも「自分の頭で判断する」とは一体どういうことなのか？疑似科学やオカルトを信じるのも「自分の頭で判断」したことではないのか？「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断」したら、太陽は地球の周りを回っているように思える、地球が太陽の周りを回っているなんてことは俄に信じがたいし。

「ささいなことでも、『なぜ』と意識的に問い直してほしい。その背景には必ず理由があるのだから」

「不幸に陥ると、その原因を霊に求める」のは「『なぜ』と意識的に問い直し」たからではないのか？問い直さなければ、単に自分は不幸だと思うだけでしょう。

スプーン曲げができるのならば、どうして金属加工技術として役立てないのか。そんな能力をもった人を生産ラインにずらりと並べれば、次々と金属加工が施され、たちまち製品が出来上がる。

そうすれば良いのに、誰もが間違った判断をしていているので実行されていないのかもしれませんね。「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断する」ためには、他人の判断を鵜呑みにせず、実際に自分で私財を投じて、超能力による金属加工の生産ラインを作ってみて確かめてみるべきですよね。

…ってそうじゃありませんよね、安斎育郎先生。