きっこのブログの言ってることは正しいのか?

漢方薬騒動顛末記: きっこのブログ

だけど、実際に、11月11日に行なわれた「後発品のある先発品などの薬価の見直し」っていう仕分け会議の音源を聞いてみたら、最初から最後まで63分間ぜんぶ聞いても、仕分け人の誰1人として「漢方薬を保険から除外すべき」だなんてヒトコトも言ってなかった。それどころか、最後に厚労省側から出た「市販品類似薬は保険外にするという方向に決まったのか?」っていう確認の質問に対しても、仕分け人側は明確に否定してた。

厚労省 「先ほどの市販品類似薬の保険外の件ですが、これは方向はもう保険外ということなんですか?」

仕分け人 「いえいえ、私ども、そんなことは申し上げてはおりません。これは当然、法改正も含めた、患者の負担を上げる政策ですので、実際それをどうするかと言うことは、国民的議論が必要、慎重な検討が必要だと言う立場でございます」

厚労省 「それは、ええと、方向性も今からだということですか?」

仕分け人 「おっしゃる通りでございます」

漢方薬に関するデマ: きっこのブログ


実際に聞いてみました
行政刷新会議WG「事業仕分け」(2009/11/11・2-5)‐ニコニコ動画(9)(55:05〜)

「コウノさん」

A「さきほど最後に残っている市販類似薬の薬価の保険外の話ですが、これは方向はもう保険外なんですか?」

B「私どもはそんなことは申し上げておりませんで、これは当然法改正も含めた、患者の負担を上げる政策でございますので、実際それをどうするかというのは、国民的議論が必要、慎重な検討が必要だという私どもの立場でございます」

A「方向性も、それはまだ今からだということでいらっしゃいますか?」

B「おっしゃるとおりでございます」


「コウノさん」という人が質問して、Bがそれに答えているんですよね。この「コウノさん」というのは河野 龍太郎(BNPパリバ証券チーフエコノミストBNPパリバ証券チーフエコノミスト)だと思うんですよね。つまり、第2WGの評価者であって、仕分け人の人じゃないんですかね?それに答えているのは役人ですよね、おそらく厚生労働省の役人だと思うんですけどね。


きっこさんの書いてることと「逆」だと俺は思うんですけどね。ちょっと誰か確認してみてよ。


(追記)
あいまいな家庭医の私: 漢方薬の保険適応外し!? 事業仕分けの“会議録”

《0:55:10》
民間仕分け人/河野龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト
 最後に残っている市販類似薬の薬価の保険外の話ですが,これはもう,方向は「保険外」なんですか?

財務省 ぃぇぃぇ…いえいえ…私共そんなこと申し上げておりませんで,これは当然法改正も含めた,患者の負担を上げる政策でございますので,実際それをどうするかというのは国民的議論が必要,慎重な検討が必要だという,私共の立場でございます.

やっぱり質問してるのは「河野さん」ですよね。答えたのは「財務省」みたいだけど。


(さらに追記)
「漢方薬の保険適用除外はデマ」は悪質なデマ!医療現場から漢方薬が消える日絵文録ことのは]2009/11/30
のコメント欄

[No.35] 投稿者:匿名[2009年12月 1日 21:57]

それ以前にきっこは「仕分け人」と「厚労省」を反対にして記事を書いています。確認してみましょう。

既に気づいてた人がいたんですね。