「平清盛」第二回感想

第一回も第二回も都合により途中から見始めて30分くらいしか見てない。多少は期待していたけれど、既にどうでもよくなった。


一番萎えたのは、王家と呼ぶこととか、殺生禁断の白河院が清盛の母の殺害を命じたとかじゃなくて、清盛が出世を目指すのは、殺生禁断などという無茶な命令によって苦しめられる民を救うためには出世して意見を言える立場にならなければならないというような「大義」が動機になっているような描写。


なんちゅーか生真面目すぎて堅苦しい。「BIGになってやるぜ」みたいな利己的な動機のほうが俺は好み。そういう動機であっても、自分達の望みを叶えるために力を貸す人が集ってきて巨大な勢力になるって話でいいじゃん。


行動の動機にいちいち利他的な理屈をつけるのが、最近の歴史上の人物の描写に目立つような気が俺はしているんだけれど、建前としてならともかく本心からそう考えている聖人君子みたいな話はワクワク感がない。


そういう点では「風林火山」の腹黒な信玄と山本勘助は超面白かったと懐かしんでみる(でも視聴率的にはそれほど高くなかったんですよね)。