思考実験2

はてなブックマーク - ギリシャ人は長時間労働なのに・・・: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

yasudayasu ハウツー, 研究
ギリシャ長時間労働な上に、公務員の割合もフランス以下、定年だってイタリアやフランスはおろか、ドイツよりも高いという現実。政治腐敗はあるのだろうが、怠け者ではないね。 http://www.oecd.org/dataoecd/3/2/39371902.xls 2012/06/25Twitterでのツイートを閲覧6 clicks Add StarmyjikudigitalDivide

定年が何歳かは生涯の総労働時間には関係あるだろうけれど、年間労働時間には関係ないですよね。違いますかね?頭が混乱してくるんだけど。


ところで、

EU全体として、時間当たり生産性が高い国ほど労働時間が短く、生産性が低い国ほど労働時間が長いという傾向があるわけですが(右下がり)、ギリシャ人(EL)はその傾向よりもずっと上に外れています。つまり、予測される値よりもずっと長時間労働しているんです。それに対して、下の方に外れている、つまり予測される値よりもずっと労働時間が短いのが、そのギリシャ人を怠け者とと罵っているドイツ人(DE)やオランダ人(NL)であるというのが、なかなか皮肉なところです。

なぜギリシャは傾向線よりも上に外れているのか?逆にドイツやオランダは傾向線より下にあるのか?これが謎。


国ごとに集計方法が違うということはこの際無視して考えると、ピンハネということが頭に浮かんでくる。働いても自分が得るものが少なければ余計に働かなければならないですからね。自信があるわけじゃないけれど、そういうことになりませんかね?


じゃあ誰がピンハネしてるんだ?ということになると「資本家」とかが思いつくんだけれど、それもあるかもしれないが「働いていない人」ということになるんじゃあるまいか?いや、よくわかんないんだけど。


「働いていない人」とは、たとえば地主・株主なんかもそうだけれど、老人・子供・専業主婦・病人・失業者なども「働いていない人」ということになる(だから「ピンハネ」と呼ぶのは不適切だけど)。ギリシャはそういう人の割合が高いのではなかろうか?逆にドイツ・オランダは「働いていない人」が少ないのではなかろうか?と思ったりするんだけれど、どう調べたらいいのか(人口に占める労働者の割合みたいなのか?)わからないので、これ以上先に進めない(考えてみれば扶養にかかる費用の大小も関係するからなおさら調べるのは困難だろう)。


なお、働いている人から働いていない人への所得の移転は主に財政によって行われているんじゃないか(あと家族の扶養もあるけど)と予想されるが、それは必ずしも税率を見ればわかるというものではないだろう。なぜなら、一度税として国家に移転されたとしても、それが全て働いていない人に配られるわけではなくて、働いている人にも還元されているから(なお考えてみれば補助金などで労働者間の所得移転もあるだろう)。


というようなことを考えたんだけれど、何しろ経済のド素人だから全然関係ないかもしれない。