アイヌ語地名

アイヌ語地名とインチキアイヌ語地名説について #gengo - Togetter

もちろん、四万十がアイヌ語地名でないと判断する理由としては「四国にアイヌはいなかったでしょう」「アイヌ語地名が一つだけ孤立しているのはおかしいですね」と答えることもできるが。

というのは、アイヌ命名したと考えている人にしか通用しないと思われ。俺の理解するところでは北海道以外の「アイヌ語地名」というのはアイヌ命名したということではなくて、古代日本にアイヌ語と共通する要素を持つ言語が存在し、それが地名として残っているという話だと思う。


また、

もちろん、かつての「アイヌは日本列島全域の先住民」説、「縄文文化の担い手はアイヌ語を話していた」説、さらには「本に書いてあるから」が直接の原因だろうと思う。でもそれに加えて、ここまでツイートしたような、アイヌ語と日本語の地名のあり方の差も影響しているような気がする。

の「縄文文化の担い手はアイヌ語を話していた」説は、アイヌ語に近い言語かもしれないけれど、必ずしもアイヌ語と同一だとしているわけではないでしょう。アイヌはそのような命名をしないといっても、古代人がそうだとは限らないし。


(「フォアボール」という語を米国人が使用していないから英語由来という説は間違いみたいな。ちょっと違うか…)


もちろん、アイヌ語地名説には怪しいものが山ほどあるし、史料が存在しないのだからどこまでいっても推測にすぎないのだけれど、それでもって切り捨てて良いものかといえば疑問(もっと説得力のある否定もあるのかもしれないけれど)。


※ なお四万十アイヌ語説は
四万十アイヌ語説の源(言語館)
に解説あり。ルーツは寺田寅彦のようだが、文意は、他の言語と比較することが有益である一方、こじつけようと思えばこじつけることが可能だということだと思われ。