⇒中国・韓国はなぜ1文字? 世界の「名字の謎」 :日本経済新聞
「名字」の謎は奥が深い。
●〜ビッチ(〜vic)という名字をよく目にするのがセルビア、モンテネグロなどの旧ユーゴスラビア。ユーゴスラビア連邦大統領として独裁体制を敷いたミロシェビッチ、セルビア出身のサッカー選手で名古屋グランパスでも活躍したストイコビッチらが思い浮かぶ。
そもそもビッチには「〜の子ども」「〜の出身」などの意味がある。たとえばストイコビッチなら「ストイコの子ども」などの意味になる。ちなみにロシアでは、父親の名前にビッチを付けてミドルネームにしているという。
「ビッチ」が「〜の子ども」だということはわかった。というか前から知っている。ストイコビッチは「ストイコの子ども」という意味だ。
しかし、ストイコビッチの父親が「ストイコ」という名前だということではなかろう。じゃあ「ストイコ」って誰?って疑問がある。ストイコビッチの先祖なのは間違いないだろうけれど、先祖の中でなぜ「ストイコ」さんが名字となったのかがさっぱりわからない。一家を興したとか、特別な業績を残したとか?
同様に「ジョンソン」の「ジョン」って誰よ?という疑問も。
というわけでネットで調べてみたんだけれど、結論から言えばわからなかった。
ロシアの場合、ミドルネームに「ビッチ」が付く。プーチンは「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン」。ウラジーミルの息子という意味だが、プーチンもウラジーミルだからプーチンの息子もウラジーミロヴィチなんだろう。エリツィンはボリス・ニコラエヴィチ・エリツィンだからニコライの息子でエリツィンの息子はボリソヴィッチになるんだろう。つまり代替わりすれば「ミドルネーム」が変わるということだ。
そこで面白いのが北欧で
北欧では面白いことに親子で名字が変わっていく習慣があったそうで、たとえば、ヨハン・アンデルセンという人がいたとすると、彼の父の名前は「アンデルス」さんで、彼の息子の名字は「ヨハンセン」に変わってしまうことになります。スウェーデンで姓を固定化するように法律が作られたのは1901年のこと。ホントについ最近までこのような習慣があったのですね。
⇒素朴な疑問 QA189
とあり、ロシアのミドルネームがこっちでは「名字」になっている。
すると本来は代ごとに「名字」が変わっていたのが、ある時点で固定化して、そのときたまたま「ストイコの息子」だったから、それ以後「ストイコビッチ」になったということだろうか?
もしそうなら、固定化するきっかけは何だったのだろうか?
疑問は尽きない。