海外の炎上事例

炎上事件があると「日本の特殊性」みたいなことがよく語られるんだけれど、海外の事情を良く知らないから、指摘されているようなことが本当に日本特有のことなのかは常に疑問に思っている。


飲食店従業員が不適切な画像をネット上に公開して炎上した例は海外にもあるそうで、検索したところによると宅配ピザ大手の店舗で食材を鼻の中に入れたりした動画をYouTubeにアップして大炎上。



http://blogs.itmedia.co.jp/itoman/2011/10/post-2baf.html
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/05/tweet-2.html
この二つの記事では筆者が違うにもかかわらずオーストラリアの店舗だと書いてあるが
http://www.seojapan.com/blog/10-worst-social-media-disasters
ではアメリカのノースカロライナと書いてある。こっちが正しいと思われ、というかオーストラリアと書いてる記事に貼られてる動画でもノースカロライナって言ってるし…
それだけ日本においてこの事例についての情報が不足しているということか。


で、宅配ピザ大手がどのようにしてこの危機に対処したのかというのも重要だけれど、日本における事例では従業員がどうなるかの方に関心が高いわけで、そっちについて書くと(一時的かもしれないが)店舗は閉鎖され、実行者の従業員二人は解雇された。


だけではなく逮捕起訴された。罪状は「contaminating food to be distributed to the public」とある。直訳すると「市民に配布される食物を汚染すること」。


なお、実際にはピザは客に提供されてないと主張したらしい。


で、二人は結局どうなったかというと
http://www.foodsafetynews.com/2011/07/publishers-platform-what-is-a-food-crime/#.UmN7tRC7Rcy
に書いてある。英語苦手なので正確に理解できないのだが、執行猶予とあるから猶予付きではあるけれど有罪になったんだろう。
※ なおこの記事は食中毒事件を起こした会社の経営者が罪に問われなかった例を出してる(らしい)ので、この判決に疑問を持っているように思われる(よくわからんけど)。そうだとしたら、炎上する一方で、厳しすぎると考える人もいるという点でも日本もアメリカも似たようなものだとも思う。