とある大学教授の炎上について

東北大教授:「千葉、滅びろ」とツイッターに投稿→炎上− 毎日jp(毎日新聞)


よくわからん。


ツイッターでの炎上事例といえば最近ではコンビニや飲食店でバイトが不適切行為を撮影してネット上に公開したというのがあるけれど、この場合、俺は「はてなブックマーク」の人気エントリーをチェックして2ちゃんねるまとめブログの記事を見て知ったのであった。マスコミが報道したのはその後だった。


けれど、この大学教授の「炎上」は全く知らなかった。知ったのは
東北大教授:「千葉、滅びろ」とツイッターに投稿→炎上− 毎日jp(毎日新聞)
であり、まとめサイトよりも先にマスコミの記事で知ったのであった。


で、どのように「炎上」したのか調べようとしたのだがよくわからない。

神に逆らう不届きものめ! 千葉、滅びろ!

https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390839247877337089
というツイートに553件のリツイートがあるのだがコメントはない(ツイッターやってないので仕組みがよくわからんのだが…)553件といってもマスコミの記事が出たあとのかもしれない。


前後を見ると

ロッテごときが、神にかなうわけがないw。
2013年10月17日 - 5:10

https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390811939921612801
というのがあり、それに対して

「ごとき」という言葉は、対象を否定的に捉えた時に用いる表現だと思われます。またそのような意味で捉える人が殆どだと思います。そのため、このような場では不適切な表現だと思うのですが、あなた様はどのように考えますか?

というロッテファンらしき人の批判がある。ロッテファンが「ロッテごとき」と言われて批判するのは別におかしなことじゃない。


次に

マー君は、神である。逆らうものは、地獄に落ちろ!
2013年10月17日 - 6:53

https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390837875240992769

繰り返す、ロッテごときが、伊藤ごときが、神であるマークンに逆らえるわけがない!
2013年10月17日 - 6:55
https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390838379446677504

とあるが批判コメントは無い。次に

神に逆らう不届きものが、千葉かいわいに多いらしい。控えおろう!
2013年10月17日 - 6:57

https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390838929085046785
で、批判コメントが数件ある。批判者はロッテファンのようだ。ロッテファンが批判するのはおかしなことではない。


以降、批判が増えていく。だが繰り返すが批判されている側のロッテファンおよび千葉県民が反応するのはおかしなことではない


大学教授の言論は自由だが、それを批判するのは制限されるべきなんてことがあるわけがない。


後にいくほど批判コメントのガラが悪くなっていくようにも感じられるが、これは売り言葉に買い言葉というやつだろう。要は喧嘩であって「監視社会」がどうのとかいう話ではない。


「炎上」とは言うけれど、いわゆる「炎上」の一般的な事例とは異なるようにみえる。


というわけで問題は大学教授の地位にある人がネット上でこんな喧嘩騒ぎをするのが適切かということであろう。


つまり「立場をわきまえろ」という話だ。主張の中身が批判されるべきものであったかというような話ではない



「千葉、滅びろ」その他の発言がヘイトスピーチっぽいということがあって、たかが野球観戦で出た発言だから寛容が必要だとかいうような議論になっているようだけれど、一番の問題はそこではないように思われる。



※ なおこの教授は差別問題に関心があるようで

.@toshi_fujiwara 私が《ヘイト・スピーチは、特定のカテゴリーに属する人々を「力ずくで追い出すぞ」「殺すぞ」と脅迫する行為》と言う意味は、直接「追い出すぞ」「殺すぞ」と言わなくても、偏見と差別を助長するスピーチ(含デマ)は、そう言うのと同じ脅迫効果を持つということ。

https://twitter.com/Ichy_Numa/status/390405372823232512
みたいな発言もしている。一般論としてはたかが野球観戦での発言ということになるけれど、日頃の言動と比較した場合どうよ?って問題は確かにある。


しかし、あくまで最大の問題は大学教授という社会的な立場にあるものが(学問的な問題で激しい議論を交わしたというようなものではなく)煽り煽られの喧嘩をしたってことでしょう。


で、社会的立場のある人間がネット上で喧嘩(not議論)することの是非だけれど、そりゃするべきではないと俺は個人的には思いますね。そして名前と所属を明らかにしている以上、抗議が所属団体にいくのも特におかしなことではなく、一般的に普通にあることだと思いますね(このケースは当事者が抗議したのか、大学関係者が見て報告したのかは知らないけれど)。


クレーマーとまとめサイトにより社会が毀損される - むしブロ

私の場合は、フランスに住んでいて本当にラッキーだ。仮に私が何かをやらかしたとき、クレームをつけたい人間は、私の所属先であるパリ第5大学にフランス語で苦情を言わなければならないからだ。もっとも、フランス語で苦情を言ってきたところで、事務局のフランス人はクレーマーに逆切れして終わりだろう。フランス人は、組織と個人はまったく別の存在と見なすからだ。中学生が学外で煙草を吸っているのを教師が見つけても、教師は何の干渉もしないくらいだ。

フランスはそうなのかもしれないけれど日本は違うし、どっちが良いかなんて一概に言えないと思う。日本人の大多数が良くないと思ってるのにそうなっているというのなら別だが、そうではないと思う。


(追記19:32)

もう12時過ぎかよ、帰る!

この投稿が「2013年10月17日 - 8:05」になっている。16時間ずれているということか?次の投稿がお詫びで「2013年10月17日 - 19:33」だから18日午前11時頃。東北大学のお詫びが「10月18日 18:10」。翌日の午後に大学が「お詫び」するというのは事情聴取などが必要だろうからクレームを聞いての対応だと早すぎるように思う。本人が翌日目が覚めて後悔して自己申告したのではあるまいか?