国民の全てがどこかの宗教に属しているはずなのに国民の7割が宗教を聞かれて「特になし」と答える国

アルバニア - Wikipedia

宗教構成(アルバニア

イスラーム教 70%
アルバニア正教会 20%
ローマ・カトリック 10%

70+20+10=100。全ての国民が何かの宗教に属していることになる。ところが別の調査では

宗教構成(アルバニア、ワトソン研究所の調査より)

特になし 70.12%
東方正教会 10.33%
イスラーム教(スンニ派)9.43%
ローマ・カトリック 8.09%
ベクタシズム(イスラム神秘主義の一つ)1.27%
プロテスタント0.6%
その他 0.7%

しかし、アルバニアは国内での激しい宗教対立を背景に1967年、共産圏でははじめて、内外に「無神国家」を宣言した。これは国民すべてがいずれの宗教も信仰しておらず、そのため国内にはいかなる宗教団体および宗教活動は存在しないという宣言である。この世界に類を見ない強力な宗教の弾圧と排除が特筆すべきものになったのは、当時のアルバニアの指導者エンヴェル・ホッジャが過激なスターリン主義者であったこととアルバニアの国土面積と人口が旧ソ連や中国に比べてきわめて小さかったこと、1970年代から鎖国体制に入ったことなどによる。そのため1970年代の鎖国体制以降、アルバニア国外では、アルバニアではどのような宗教が信仰されているのか、どのような宗教活動が行われているのかは、不明という状態となった。

1990年、信教の自由が認められた。現在では多くの人々が穏健で世俗的なムスリム[7]、正教徒、カトリックであり、異なる宗教の信者間での結婚も少なくない。公式のデータは右記の通りである。

というような事情があったそうだが、自由化後も「特になし」と答える人が多いのは、それだけが理由ではないようにも思う。


日本と比較すれば面白いんじゃないかと思うけれど如何せん情報が足りない。