曹操(その3)

ほとんど無知の状態で調べながら書いてるから見落としていた。


曹操の大叔父(祖父母の兄弟)の曹鼎だじど、

曹操ら曹氏の一族で、宦官曹騰の弟(『後漢書』党錮列伝)[1]。

曹鼎 - Wikipedia
とある。

安徽省で出土した曹操の大叔父の歯からも同じ型の染色体が検出されたため、曹操一族に特有の型であると断定した。

曹操の遺骨、真偽が決着へ…子孫に特有の染色体 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


曹操一族」とあるけれど曹騰は宦官なので子はなく曹操の父の曹嵩を養子にしたというのが通説。とすれば曹騰の兄弟の曹鼎と曹操に血縁関係はないはず。そのDNAが一致したということは実は血縁関係があったということになる。


つまり曹操は曹参の子孫という説が否定されるというのは、そもそも宦官曹騰の一族が曹参の子孫ではないという意味になると思われる。その上で曹騰の一族と曹操のDNAが一致するということは、宦官曹騰の養子になった曹操の父の曹嵩は曹騰の一族だったということになると思われる。


それがどうしてわかるかというと曹操の子孫と称する人達に共通するDNAが、曹参の子孫(つまりの曹騰一族とは異なる曹姓の人達)のDNAには存在しないということだろう。どうやって調べたのかよくわからないが。


ということだと思われるが、なにぶん情報が少ない。誰か詳しい人が書いてくれることを希望します。


※ なお安徽省で出土した歯は曹鼎ではなく曹胤のものだという説があるそうだけれど、曹胤も曹騰一族なので結果は変わらない。