2010-02-14から1日間の記事一覧

信長はなぜ三郎なのか(その4)

☆仮説 その3 風の三郎(3) もし、織田信長の「三郎」が、弥三郎風の「三郎」と関係するとすれば、『鍛冶屋の母』(谷川健一著 思索社)に興味深い記述がある。 たとえば、十五世紀の初頭に完成した「三国伝記」には次のような話が掲げられているという。近…

信長はなぜ三郎なのか(その3)

☆仮説 その3 風の三郎(2) 桶狭間合戦の『信長公記』の記述、 山際迄御人数寄せられ候の処、俄に急雨石水を打つ様に、敵の輔に打付くる。身方は後の方に振りかゝる。沓懸の到下の松の木に、ニかい・三かゐの楠の木、雨に東へ降倒るゝ。余りの事に熱田大明神…