2016-10-27から1日間の記事一覧

「加志の和都賀野」考(その5)

「加志の和都賀野」を記す「風土記逸文」は中世の神道書の影響を受けている。しかし「風土記逸文」がさらに他に影響を与えた形跡は見当たらず、行き止まりになっていると思われる。おそらく書かれている内容の独自の部分は伊賀に伝わる伝承などでは全くなく…

「加志の和都賀野」考(その4)

ツイッターにて『標註伊賀名所記』という史料を知る。 『伊賀名所記』とは能登永閑という戦国時代の連歌師が書いたものとされ、それを天保14(1843)年に入交省斎という人物が標柱を加えたものらしい。Google Booksで読むことができるけれども、俺の能力では…

「加志の和都賀野」考(その3)

「阿我山」で検索して見つけた記事 ⇒伊賀市上神戸我山 単立 戸世山 蓮明寺 千古の容姿を留める背景は、御殿山と称し、我山の地名は和歌山、阿我山ともいわれ日本略記永閑記等に記され、日本歴史に名高い壬申の乱の舞台となった処で天武天皇浄見原御所跡等が…