俺はコメントほとんど書かない派(長文)

俺がネットを始めたのは2001年頃。その頃は、ブログなんてものはあったのかも知れないけど、全くその存在を知らなかった。というか、掲示板というものがあることさえ、ネットを始めるまで知らなかった。メールというものがあるということだけは知っていた。全くのPCオンチ。
で、そもそもメールがやりたくてネットを始めたわけ。もうちょっと詳しく言うと、週刊誌とか読むと、作家のメールアドレスが載っていることがある。で、ファンレターを書きたかったわけ。手紙を出すという手もあるけど、直接届けるわけじゃなくて、出版社とかに送ることになるらしいとか、よくわからないけど、何か面倒そうだったので、それまではしなかったんだけど、メールなら楽そうだって感じ。
で、その人のホームページを覗いたら、掲示板というものがある。何だか便利そう。メールだと、本当に届いたのか不安だけど、こっちに書けば、証拠が残るじゃん、てな感じ。それから掲示板にちょくちょく書き込むようになった。そのへん詳しく書きたいけど、それはまた後日。
で、ネットをやってれば。2ちゃんねるという掲示板が嫌でも目に付く。あとヤフーの掲示板。これも面白そう。主に趣味の日本史やトンデモ研究やマスコミについて書き込む。(そういう分野は、奇妙な論理が跋扈しているから、それを突っ込んだり、ツッコミを読んだりするのが楽しい。)


で、その後、ブログというものを知る。トラックバックとかコメント欄とかがあるのが特徴なのだそうだ。しかしトラックバックするには自分がブログをしなければならない。その頃は掲示板が主だったから、自分でやるかどうかは、まだ検討中。
その頃の認識では、ブログのコメント欄とは何かというと、ホームページにくっついている掲示板のようなものだと思っていた。
ホームページの掲示板といえば、例えば「はじめまして。いつも楽しみに読んでます。」みたいな挨拶程度のものから、「あのページに書いてあることに疑問があります。」みたいな議論系のものまで、まあ、マナーさえ守ってればOKだと思っていた。
で、初めて読んだのが、gooのRSSリーダーに最初から登録してあった、いくつかのブログ。その中に、朝日新聞の報道について書いてあるのがあった。だけど、ちょっと納得がいかない。相手はちょっとした有名人らしい。そういう人と議論できれば楽しかろう。でも、有名人だから、一々返事はもらえないかもしれない。今まで掲示板でもそうだった。でも返事をもらえたことも何回かはある。


というわけで、駄目で元々のつもりでコメントを書く。すると返事がもらえた。しかし、ピントが少しずれているようだ。再びコメントを書く。また返事をもらえた。でも、どうも煮え切らない。何かちょっとおかしいと感じる。感じはするけど、まあ、この人はこういう人なのかもしれないと思って、別に気に留めなかった。


それからは、他にどんなブログがあるんだろうと、いろんなところを探してみる。時に、朝日vsNHK騒動の真っ最中。
言及しているブログを検索して片っ端から読んでみる。あまりにも多いので、gooブログだけに限定する。はっきりいってつまらない。感想が一行程度書いてあるのとか、それすらなくて記事をコピーしただけのものとか。これなら掲示板の方が面白いじゃん。
でも、そんな中にも何件か、面白いことが書いてあるものがあった。その中の一件が『若隠居の徒然日記』。別に内容に共感したからというわけではない。自分の考えを、自分の言葉で書いている。そういうブログがほとんどない中でダントツに輝いていた。
で、注目していたところ、あるブログでの騒動について書いた記事が発信された。最初気付かなかったが、それは俺が最初に読んだ、あのブログのことであった。びっくり!で、後から気付いたのだが、俺がそのブログにコメントした、すぐそばに、若隠居氏のコメントがあった。これまたびっくり。


そんなこんなで再び、例のブログの読者となってコメントなどしてみる。騒動になっていて、それぞれ言い分はあるだろうけど、沈静化できないかと思ったから。今までも掲示板が荒れたとき、そういう書き込みをしたことが何回かある。しかし、どうもブログ主の対応がまずい。意地になっているのだろうか?それじゃ騒ぎが一向に収まらないことは経験上知っている。段々あきれてくる。
一方、若隠居氏のブログのコメント欄もこの話題が多い。こっちのコメント欄は和気藹々としている。こういうのも新参者にとっては、空気読めてないように思われるかもしれないと、コメント書くのを躊躇する。しばらく迷ったけど、結局コメントを書く。で、若隠居氏はそのコメントに関連した記事まで書いてくれた。うれしい。でも長文コメントだったし、あまり図に乗るのも嫌がられるだろうから、書きたくても我慢して、結局何回がコメントを書いた。


一方、例のブログはその後も案の定騒ぎは収まらず、ますますわけのわからない状態に。今さらコメント書いたって埋もれるだけだから、見てるだけ。だが、どうしても納得いかないのは、ブログ主が定義の曖昧な用語を使って、自己の正当性を主張すること。いろんな意味に受け取れる。この人は一体誰を批判しているのか?批判的なコメントを書いただけで「悪口」になってしまうのか?それとももっと狭い範囲のことを指しているのか?批判的なコメントを書いただけで「悪口」なら、俺もその中に入る。とんでもないいいがかりだ。その「悪口」とやらが、自分から見ての「悪口」なのか、それとも誰が見ても「悪口」であるという意味なのか、それもわからない。どうとでも受け取れる。メチャクチャである。
これは結構ショックを受けましたね。何しろ初めて書いたブログでのコメントが、「悪口」と受け取られているのかもしれないっていうんですから。今でもトラウマですよ。


その後、ブログを始めて、最初のうちは、何回か他のブログでコメント書いたこともあるけど、そのたんびにヒヤヒヤドキドキものですよ。
で、そのうち今度は若隠居氏のブログが炎上して閉鎖(まあ、閉鎖するのは当人が決めることですから)。
その後は余程のことがなければコメントは書きません。自分について言及があったときとか、自分のブログにコメントがあったときとか(それすら滅多にしないけど)。今はもっぱらトラックバック


だけど、トラックバックってコメントに比べて反応薄いんですよねえ。今まで何回か批判的な意見を記事にしてトラックバックしたけど、反応ほとんどなし。これがコメントだったら、もっと反応あったと思いますよ。「コメントではなくトラックバックで」みたいなこと言う人がいるけど、実際トラックバックにしたら無視されがち。コメントだと無意識にかもしれないけどストレスが溜まるんでしょうかね。逆に言えば論争したけりゃトラックバックよりもコメントのほうが効果的ってことですよね。なんか矛盾しているよね。