ネット右翼はいなかったが…

影との戦い(ネット右翼はいなかった)uumin3の日記


そもそも「ネット右翼」の定義が曖昧で、去年、朝日新聞の「萎縮の構図」では、

数年前からネット上で使われだした言葉だ。自分にとって相いれない考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々を指す。右翼的な考えに基づく意見がほとんどなので、そう呼ばれるようになった。

などと定義されているわけで、この場合、右翼的な言動が多いから「ネット右翼」なんであって、論理的には左翼的言動であっても「ネット右翼」に含まれることになってしまうということを一応書いておく。


ネット右翼はいなかった」という場合の「ネット右翼」は文脈上、右翼的思想を持ってネットに書き込みをする人達という意味であろう。だが、「ネット右翼」と呼ばれた人達が実際は「無党派層」であったという話。


似たようなことは以前書いた。
新自由主義?
「右傾化」って一体どんな現象なんだろう?(その2)
俺の場合、右でも左でもないというより、むしろ左だろうという意見だけど。


それはともかく、こういうことは「ネット右翼」という言葉が出てきたとき、というかそれ以前に「右傾化」という話が出てきたときから、言われてきたことで、目新しい話じゃない。


ただし、今、「ネット右翼」の活躍の場であった、2ちゃんねるの言論が大きく変化している。これは何故かという問いに、元々彼らが右翼ではなかったからだという、つまり今まで右翼的に見える言論をしていた人達が、今左翼的に見える言論をしているんであって、実際はどっちでもないんだという説得力のありそうな話が散見されるわけだけど、それはどうかなあと今ひとつ納得できない俺がいる。