吉野裕子先生『常陸東西金砂神社「磯出大祭禮」試論』

吉野裕子先生はの論文『常陸東西金(かな)砂(さ)神社「磯(いそ)出(で)大祭禮」試論』(『東アジアの古代文化』117号 大和書房 2003年)は、日吉大社滋賀県大津市坂本)と、その分霊を祀る東金砂神社・西金砂神社茨城県常陸太田市)の位置地理的関係を陰陽五行思想で論じたものがありました。

「金砂神社は京都と日吉大社を結ぶ延長線上、即ち正東から北、二二・五度線上に鎮座されている(三六〇度を八等分した場合、これは正に極限の丑寅の方位になる)。
(同論文より)


その論文に興味を持った俺は、調べていくうちにトンデモないことをひらめいてしまった。それについて書いたのが下の記事。
金砂神社と日吉大社 - 国家鮟鱇


それを今一度ここに要約して書くと、
西金砂神社と日吉大社を結ぶ直線は宇佐神宮に至る
ということ。もう一つは、その直線上に、
「金砂」を意味する「金鑚神社」(かなさな)がある
ということ。


元記事に貼った「はてなマップ」がサービス終了になっているので、改めてGoogle マップで作成してみました。


大きな地図で見る


ただし、誤差が全くないというわけではありません。上の地図の「大きな地図で見る」をクリックすれば、どの程度の誤差か大体わかります。


判断はお任せしますが、個人的には意味がある可能性が高いと思っています。ちなみに、これについて一昨年『東アジアの古代文化』の発行元である大和書房にメールを出したんだけど、スルーされてしまいましたとさ(まあ「疑似科学」の範疇に入るので仕方のないことなんだけど)。