年号の暗記

よく学園ドラマなんかで「年号を覚えても社会に出て何の役にも立たない」みたいなセリフがあって、最近も某ドラマで聞いたのだけど、実際俺も役に立たないと思う。しかし、社会に出て役に立たなくても大学受験に必要なら受験生は素直に覚えておいたほうがいいだろう。だけど、大学受験で年号を覚えることって、そんなに大事なことではないようにも思う。


俺の場合、高校一年の時、どこだったか、多分ラジオの受験講座だったと思うけれど、「年号を覚える必要はない」というのを聞いて、元来面倒くさがりなので、これは良いことを聞いたと、それ以降一切年号を覚えることを止めてしまった。その代わり人物名とか事件の名前とか、和歌集とか仏像の名前とかを、覚えて何の役に立つのかとは思ったが、こっちは受験には必要だろうと思って、ひたすら暗記した。


模試では年号がわからないと答えられない問題が出てくるので点数が悪かった。それでも、そんな問題を出すほうが悪い、そんな大学があるのなら、こちらからお断りすると、まあ実のところは、無機質な数字の暗記が心底嫌いだったからなんだけれど、信念を曲げなかった。


で、本番では、国公立大学の試験(当時は共通一次試験)の自己採点は100点だった。しかし俺の場合、数学や物理・化学の結果が極端に悪かったので、そこで断念。私大を何校か受けたけれど、年号の問題は無く、時代順に並べろという問題はあったけれど、それは覚えてなくても何とかなった。まあ、俺の場合、一流大学と呼ばれるところじゃないので、そういうところのは知らないけれど。


というわけで、俺の覚えている年号といえば、中学の時に覚えた、645年大化の改新(むしころされた)、なんと大きな平城京、鳴くようぐいす平安京、いい国作ろう鎌倉幕府、あとは1941年と1945年だけ。