デリダ

ところで、hazama-hazama-hazama氏の先の記事にリンクが貼ってあるデリダについてなんだけれど、
デリダは何と言っているのか - HODGE’S PARROT


俺はデリダについて何も知らないから、勝手な思い込みなんだけれど、デリダが言っているのは、その教授は「能力が欠如」しているので「ふさわしくない」ということですよね。どうして「能力が欠如」していると判断できるかというと、それは大学の教授はこうあるべきという価値観が存在しているからですよね。これが一般人や、大学に属していても事務員さんだったりしたら、この批判は通用しない。別の基準で批判しなければならないのではないかと思うわけです。


そして、これは田母神氏についてもいえることだと思うわけです。氏の論文が間違っているということが盛んに言われていて、それはそれで批判するのは結構だけれど、俺が重要だと思うのは政府の見解に反する主張をする氏が航空幕僚長として「ふさわしくない」ということであって、論文が正しいか間違っているかなんてさして重要だと思わないんですね。これが学者の書いた論文だったら、それは学者としての資質の問題になるし、政治家の発言だったら政治家として、民間人だったら民間人として論じられるべきものであって、間違っていることを理由として一概に論じられるものではないと俺は思うんですね。