『にせユダヤ人と日本人』は何を批判しているのか?

やっぱ実際に読んでみないとわからないですね。今度図書館で探してみよう。

また浅見によると『日本人とユダヤ人』によって、一般に流布されていた「ユダヤ人は全員一致は無効」という話も、実は完全な嘘あるいは間違いであり、「こんな無知な人が何をどう言おうとも、現代イスラエル国の裁判所や国会で全員一致が無効とされるわけではなく、また世界各地のユダヤ人が、さまざまな集会から家族会議まで、あらゆる生活場面で全員一致をやっている事実が消えてなくなるわけでもない」と批判した。

山本七平 - Wikipedia


「現代」ユダヤ人はそうなんだろう。そしてベンダサンの『日本人とユダヤ人』は、古代ユダヤ人と現代日本人を比較して、日本人の特殊性を浮き上がらせているけれど、現代イスラエル国と比較すれば、別に日本だけが特殊だというわけじゃないのであって、ベンダサンの主張は読者をミスリードするものであると言うことも可能であり、従って、この批判は極めて妥当なものであろう。少なくとも俺はその通りだと思う。