ずっと右へ行けば行くほど社会主義に近づいちゃうんですよね

本石町日記 : 共産党・大門先生の質疑(保存用)
進歩する共産党 - 池田信夫 blog


前にも書いたけれど、日本共産党は市場主義を否定していないんでしょう。
日本共産党と市場主義 - 国家鮟鱇


俺は共産党支持してないし、理解もそれほどできていないと思うけれど、このことくらいは理解しておいたほうがいいんじゃないですかね。俺は大門氏の言う、

ずっと右へ行けば行くほど社会主義に近づいちゃうんですよね

というのが非常に共感できる。で、ここは社会主義に近づくんなら共産党にとっていいことじゃないかって話じゃないでしょう。ってそのことくらいは文脈上誰でもわかるだろうけれど、そこから先、それが意味するところは、社会主義の弊害について言っているんじゃないんですかね。


日本共産党イデオロギーの歴史なんて全く詳しくないけれど、とにかくソ連の崩壊というのは社会・共産主義にとっては重大な出来事でしょう。社会主義社会が到来すれば、理想的な社会になるなんて思っているのは、余程の空想主義者でしょう。社会主義には弊害があるということをちゃんと認識しなければならない。


JCP京都: 市場経済と社会主義の関係は? : 疑問に答える…綱領学習Q & A
に「市場経済に効用面と否定面がある」って見出しがあるけれど、逆に言えば社会主義経済に効用面と否定面がある」ってことでしょう。だったらそう書けって話だけれど、彼らにしてみれば、それをちゃんと認識したものが「真の社会主義」ってことになるから、そうは書かなかったんでしょうね。

 一人ひとりの生産者は、社会全体にはどれだけの需要があるか、また社会全体ではどれだけのものが生産されているか直接には知らないまま生産をおこなって います。1億2000万という人口をもつこの日本で、どのようなデザインの、どのような色の服にどれくらいの需要があるかは、どんなにコンピュターが発達しても、あらかじめ計算で割り出せるものではないでしょう。市場に商品をだして、国民が自由に選ぶことによって生じる価格の上下で生産者は社会の需要を知るのです。また、市場経済は、よりよいものが売れるという経済ですから、生産者は、よりよい品をより安くつくるためにさまざまな努力をおこないます。その ことが、生産性の向上、コストの削減などに結びつくことになります。こうした市場経済の働きは、社会主義経済をつくっていくときにも必要なことです。

全くその通りじゃないですか。だからといって共産党支持するわけじゃいですけれどね。